年末にウェブ人間論を読み終えていたが、ブログに書く時間がなかったので、ここで書こうと思った。
Web人間論は、Webという知恵の実を得た人間がどのように進化するのか、その行方を梅田望夫さんと平野啓一朗さんの対談形式で書かれた本である。梅田望夫さんのWeb進化論を読んで、この本を読んだ人も多かったのではないだろうか。
あとがきで梅田さんが梅田さんと平野さんの違いについて言及していた。
私はいまビジネスとテクノロジーの世界に住み、平野さんは文学の世界に生きている。しかし、そうゆうわかりやすい違いよりももっと深いところでの人生観のようなものが、ウェブ進化論を語ることで現れてきたのがとても興味深かった。 たとえば、平野さんは「社会がよりよき方向に向かうために、個は何ができるか、何をすべきか」思考する人である。(中略) その点に関して言えば、私はむしろ「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化とは不可避との前提で、個はサバイバルすべきか」を優先的に考える。
二人の立場の違いからくる考え方の違いを明確にあらわしていると思う。 自分もビジネスとテクノロジーの世界に住んでいるから梅田さんの考えはとってもよくわかる。今回は、この本を読んで平野さんの考えがとってもおもしろいものであると思った。梅田さんはビジネスという視点から考えているが、平野さんは社会としての個として考えいるのだと思う。
最近はWeb2.0に対するアンチ本なども出ているが、Webという道具も使う人しだいでいくらでもプラスになるし、マイナスにもなるのだ。車はとても便利なものであるが、使い方を間違えると凶器になるのと同じだと思う。梅田さんは、Webとしてのプラスの未来を示してくれていると思う。その考え方は好きでないという人もいると思うが、プラス思考は必要なことでないかと思う。もちろんマイナス面のことも忘れてはいけないが、Webが人間の生活を明るくできるものであればいいと思っている。
Webの進化が人間の進化を手助けするものであってほしい。
平野さんの小説は読んだことがなかったので、ぜひ読んでみたいと思った。
posted with amazlet on 07.01.12
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