幕末には緒方洪庵の敵塾や吉田松陰の松下村塾があり、そこから明治維新を支える人たちが多数でてきた。
今、混沌としている現代に求められる時代のロールデモルは明治だといっている。ちょうど、幕末から明治維新に変わることの時代は、今の現代と酷似しているようにみえる。現代は資本主義による効率化、自由主義から変わろうとしている。時代が変わることを望んでいるように見える。そのためには、時代を動かす人物が必要だ。明治時代には私塾というかたちで、そうした人材を育成してきた。今の現代にもそうした人材を輩出する私塾が必要になるのではないかと思う。
あこがれにあこがれる
以下、斎藤孝さんの言葉です。
何か対する強烈な「あこがれ」を体現し、強烈な勢いで学び続けている先生が身近にいれば、その「あこがれ」に感化される。
まさにその通りです。この「あこがれ」に感化されたときに人は変わり学び続けます。それが身近にいて、いつも参考にすることができたり、または鮮明にイメージできたりすることでより強力なロールモデルとなるでしょう。そういう意味では、そういった情熱がある先生と出会えたことがある人はすばらしいし、勢いよく伸びていきます。
「あこがれ」と「成熟」
そもそもモチベーションがない人がどうしたらいいかというご質問ですね。端的に言うと、「あこがれ」と「成熟」が二本柱だと僕は思っています。「あこがれ」というのは、これがすばらしいんだとあおられて、その気になってやってみるということ。もうひとつ「成熟」というのは「練習したらできた」という限定的な成功体験だととらえています。限定的な成功体験があると「できるって面白い」と思える。
齋藤先生は、「あこがれ」と「成熟」の二元的に考えていますが、それは両方必要なことだと思う。「成熟」があって、「あこがれ」になる場合もあるし、「あこがれ」から「成熟」になることもある。あこがれから山に登ろうとしたら、以外に苦しかったので諦めてしまうことがあるが、少しずつでも「成熟」していけば山に登ることができる。
その二つがうまくはまったときに目標に近づいていけるのだろう。
喝采体験
齋藤:今までの日本社会ではほめるという習慣があまりない
梅田:今まで書いたブログエントリーのなかで、一番アクセスが多かったのは、酔っ払って書いた文章だったのですが、「もっとほめろよ、おまえたち」という文章です。書いた瞬間からどのくらいページビューがあがっていくか、というのがわかるのですが、ふだんのブログとは比べ物にならないほどの尋常でないスピードでアクセスが上がっていき、コメントがついていきました。
梅田さんの「もっとほめろよ、おまえたち」を初めて読んだときは心が震えました。現代に風穴をあけてくれるような文章です。わたしもこれに励まされました。これだけブログの反響があるということは、現代の社会でいかにほめれていないか。家庭でも学校でも会社でも地域でもほめる人というのがいなくなっている証拠だと思います。
ネットは私塾
梅田:毎日ブログを書いていて、30年たったときに、「あの人はネット上で私塾を開いた初めての人だったんだ」とか言われたいですね。今は誰もそんなふうに言ってくれる人はいないけれど、勝手に理論武装しながら、新しいことをやる。そういうことを今までくりかえしてきたので、これからもやり続けるだろうと予感しています。これからのキーワードが、教育なのか、啓蒙なのか、いずれにせよ若い世代に何かを伝えていこうということなんですが、表現方法として古くからあるやり方はとらないぞと思っています。
わたしも最近、若い人たちに何を伝えていかなければならないと思うようになりました。この文を読んで、ネットで私塾か。それはいいなと思うようになりました。わたしも私塾を開いてみたいと思いました。
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