- 2009-12-08 (火) 9:44
- 書評
この本は児童文学ですが、大人が読んでも深イイ~本です。いえ、むしろ大人だからこそ忘れしまったものに気づくために読んでもらいたい。
あらすじ
ある街にモモという女の子がやってきました。モモには身寄りがなく、いつしか街の円形劇場というところに住み着くことになりました。街の大人や子供たちは、モモとお話するとステキな気持ちになれました。不思議なことにモモに話を聞いてもらえると、何でも素直に話せて楽しい気分になるのでした。子供たちもモモと遊ぶのを楽しみにしていました。
あるとき街に灰色の男たちが現れました。この男たちは、時間貯蓄銀行の男で街の大人たちに時間を預けるように勧めていきました。この男にムダな時間を預けると、とても時間が効率的になるということでした。
大人たちが灰色の男たちに時間を預けると、大人たちの時間は効率的になり仕事や食事などすべての面で時間に追われることなりました。そのせいで大人たちは子供に時間をかけることをしなくなりました。
子供たちはモモのいる円形劇場に集まってきました。そこで、子供たちは大人たちに向かってデモをすることになったのです。しかし、大人たちはデモのことなどちっとも気に止めていませんでした。
逆に、灰色の男たちはデモの首謀者をみつけようとやっきになっていました。そんなとき、灰色の男とモモは偶然出会ってしまいます。モモは聞くことが得意でしたから、灰色の男たちの目的を聞きだしてしまうのです。そして、モモは灰色の男たちに狙われることになるのでした。。。
つづきは本で!
感想
この本は現代社会の縮図である。時間に追われる大人たち。効率を優先する大人たち。それが今の子供たちを創っていると思うのです。
大人はこどもたちを非難しながら、実は自分たちがそれを創り出してしまったことに気づかされる。
現代はコミュニケーション不足といいながら、自分たちがコミュニケーションの時間を創り出していない。これからの社会をどう変えていくのか、そんなことに気がつかせてくれる物語です。
岩波書店
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絶賛するほどではない
大人になると別の形で心にしみるかもね。
児童文学ということで…
レヴューというより、雑感ですが、
「残業依存症」から立ち直った、今の読後感
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