東京裁判にてただひとり文官として絞首刑にされた広田弘毅の人生を描く小説。
「今、マンザイをやってたんでしょう」
この小説は、この台詞の意味を理解するために、広田の人生や心理描写を描いていく。
広田の人生はマンザイだったのか。「自ら計らず」を信条に、戦争を食い止めようと協和外交を目指した男が、軍部の人間といっしょに戦犯として裁かれていく。
広田の人生に意味はなかったのか。いや、広田の人生を知ることで自分につらいこと、理不尽なことが起こってもきっとやっていけるだろう。日本にはこんな男がいたんだと支えになってくれる。
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