ボトルネック 米澤穂信

米澤 穂信
新潮社
発売日:2009-09-29

読後感は、はっきり言ってあまりよくない作品です。
しかし、小説としてはよく描けている作品。
最近パラレルワードの話が多いので、「またかぁ」という感じがあったのですが、おもしろく読めました。
(1Q84やクウォンタムファミリーズなどなど)

主人公の嵯峨野リョウは、恋人を弔いに東尋坊に来たが、転落してパラレルワールドに迷い込む。そこでは、自分の世界では生まれないはずだった姉のサキが自分の代わりに住んでいる。

サキの住んでいる世界と、リョウの住んでいる世界は何が違うの?間違いさがしが始まる。

パラレルワールドでなくてもこれは人間よくあることで、人と比較して自分は惨めだ、恵まれない、ダメな人間ではないかと思うことある。
しかし、本当のそうなのだろうか。なぜ自分が産まれてきたのか?その意味は?自分は何をしようとしているのか?芯が崩れてしまうと、人間ももろくなるものである。

自分さがしやパワースポットめぐりなどが流行っているらしいが、そんなところで芯は見つからない。他人と比較しても見つからない。

自分の内面の声を聞け!そして、世界を変えられるのは自分だけ。

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