効率が10倍アップする新・知的生産術-自分をグーグル化する方法- 勝間和代

 最近、勝間本と呼ばれるようになってきたらしいです。すごいペースで本を出している勝間さんの本です。Amazonでベストセラーの上位を維持し続けています。実はAmazonのベストセラーは変動が大きく、10時間ベストセラーを維持しつづけないと本当のベストセラーではないと言われています。

実は勝間さんの本、結構読んでいるのですが書評では初めての登場ですね^^

この本はサブタイトルがグーグル化する方法となっていますが、簡単にテーマを言ってしまえば「知的生産性を上げる」ことだと思います。そして、現在はIT技術が発達しているので、知的生産性を上げるのにITはかかせないぞということです。
最近、思うのは知ってると知らないのでは、後で生産性が何倍も違ってくるということです。例えばGoogleデスクトップでファイルを検索するのと、ファイルがどこだったか忘れてフォルダをちょこちょこ開いているのでは生産性が全く違います。

そして、この本で勉強になったのはフレームワーク力を身につけるです。勝間さんはマッキンゼー時代には、会話が散漫でわかりずらいと言われていたそうです。しかし、マッキンゼーのフレームワークマニュアルと眺めることでフレームワークを学んでいったそうです。わたしもフレームワークをどんどん吸収していきたいと思います。

そして、フレームワークにはまらないものにはディープスマート力を身につけることで勘を養えるといいます。ディープスマート力とは、フレームワークを越えて、ある分野における長年の経験に基づき、時間をかけて私たちの中に暗黙知を貯めて、新しく洞察ができるようになることをいいます。

この前、NHKのプロフェッショナルにイチローが出ていました。あのイチローでも人からいいよと言われたことは一度は試してみるといいます。それで、自分には合わないなと思えば取り入れない。振り子打法は独特で、バッティングのフレームワークに入りきらないもののように思いますが、イチローはバッティングのフレームワークを試していったうえで、たどり着いたフォームなのでしょう。

そして、この本でぜひ見ておきたいのが巻末付録の勝間さんオススメの図書リストです。ちなみに私も星が5つついている本はAmazonに速攻で注文してしまいました。あー、またAmazonに貢献してしまう~。

実は、この本の書評を書こうと思ったのは、今週の週間ダイヤモンドが「自分をグーグル化する方法」の特集だったからです。週間ダイヤモンドの記事は、この本に書かれていたこととほぼ同じ内容でしたが、勝間流ネットを利用したベストセラーの作り方はとても参考になりました。ベストセラーをつくるのにこんなネットの利用方法があったんかい!という確信犯的な内容でした^^

週間ダイヤモンドには神田先生と勝間さんが対談したときの音声(10分)が聞けるURLがついています。これだけでも買いですかね?

 

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

 

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

posted with amazlet on 08.02.06

勝間 和代
ダイヤモンド社 (2007/12/14)
売り上げランキング: 3

 

おすすめ度の平均: 4.0

3 仕事に役立つ道具箱
5 自分の頭がグルグル化する方法
5 ああ

 

週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]

 

週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]

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ダイヤモンド社 (2008/02/04)

 

おすすめ度の平均: 4.0

4 今度は20倍?
4 自己診断に惹かれました

人生の旋律 神田昌典

 来週に神田先生の「聞く力」養成セミナーに出席します。そのときの課題が「人生の旋律」を読んでこーい!という課題なので、読んでおかないという義務感もちょっとあり読んでみました。

オーストラリアに大名と呼ばれる日本人がいた。その名前は近藤藤太。戦中は日本軍で朝鮮での諜報活動、戦後GHQの職員などを経て国際商社を自分で立ち上げる。そして、英語のセールスなどを経て、リタイア。オーストラリアに移住して88歳でお亡くなりになった。まさに武勇伝、武勇伝、デンデンデデンデン!

人生の旋律は、「成功者の告白」の続編ということになっています。「成功者の告白」は起業家の幸せとはということがテーマでした。そして、この本は人生の旋律は人間にとの幸せについてがテーマです。

時代が違うから、昔とはもう違う・・・。本当にそうなのでしょうか?老賢人から学ぶものはないのでしょうか?ウォール街のカリスマトレイダー大竹慎一さんは、日本の経済は70年周期で回っている説を唱えています。

・大戦景気から株価暴落による恐慌 → プラザ合意からバブル崩壊
・関東大震災 → 阪神大震災
・吉川英冶「宮本武蔵」 → マンガ「バガボンド」

戦後70年をもうすぐ迎え、戦争体験や戦後の高度成長期の体験はこれからの将来を考えるうえで貴重な情報だと思います。

近藤さんの経歴をみてわかると思いますが、ジェットコースター人生ということがわかります。山あり谷ありの人生。ひとつの会社に勤めあげて安定をするとは、間逆の人生です。つまり、これからの時代は、そのような時代が来る(すでに来ている)ということでしょうか。

この本を読む上では、戦争や戦後の体験から何を得たいのか?という質問をしたうえで読むことをおすすめします。

また、この本では近藤さんの女性武勇伝も書かれているのです。それについて神田先生はユングアーキタイプ(元型)にもふれています。

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人間はひとつではなく、多数の人格でできている。
ボクらは、一生を通じて、自分の人格は基本的にはあまり変わらないと思っている。自分は「こうゆう人である」と思い込んでいるのだが、それは幻想でしかない。あなたの中には、何人もの別人格が棲んでいるのだ。
たとえば、あなたの中には優しい「世話役」がいたり、闘争好きな「戦士」がいたり、理性的な「賢人」がいたり、自由奔放の「愚者」がいたりする。この基本的な核になる人格を、心理学者のユングアーキタイプ(元型)と呼んでいる。

人生の流れの中で、ある時期にはあるアーキタイプが強くなり、別の時期にはまた別のアーキタイプが強くなる。
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あなたはいま今、どんなアーキタイプ?

人生の旋律  死の直前、老賢人は何を教えたのか?

人生の旋律 死の直前、老賢人は何を教えたのか?

posted with amazlet on 08.02.05

神田 昌典
講談社 (2005/07/20)
売り上げランキング: 27573

おすすめ度の平均: 3.0

2 安心しました
1 神田氏の筆力のなさが目立つ失敗作
1 小説としては面白いのかもしれませんが、どこが老賢人なんでしょうか?

3つの原理 ローレンス・トーブ その2

3つの原理の考察、その1からの続きです。

・「労働者の時代」になぜ儒教圏がNo.1になるのか?

商人カーストの世界で求められるのは「徹底した個人主義者」である。商人カーストの時代は、あれやこれやと策略をめぐらせて腕を振るう商人の生き方が適していた。積極的に売り買いをして、個人的な利益、資産、財産をできるかぎり蓄積するというのが商人の時代の気風である。

それに対して労働者カーストの世界で求められるのは、他者とのつながり、団結、協力、チームワーク、他者への配慮を重視する。環境に順応し、集団意識が強く、安全確実で安定的な生活を望む傾向がある。そのためには企業、社会への風土や理念が共有されなければならない。日本はその条件に最も適している。労働者の時代に日本は頂点に立ったということになるだろう。

商人の時代は、ビジネスは単純であり、経営や組織も原始的だった。いわゆるこの時代にはGMやフォード等の組織も複雑ではなかった。しかし、労働者の時代には、ビジネスと市場は次第に複雑化し、大企業は多国籍企業になるまでビジネスを発展させた。そうなると、企業家個人では経営を維持できない。そこで、経営を経営の専門家(労働者カースト)に任せるしかない。これをこの本では「ビューロ・テクノストラクチャー」と呼んでいる。
労働者の時代に活躍するのは、技術系出身の専門家(テクノクラート)と事務管理系出身の専門家(ビューロクラート)なので、ローレンス・トーブはそう名づけた。

よくも悪くも「商人の時代」の頂点はアメリカであり、個人主義である。そして、現在は「労働者の時代」の頂点に立っているのが日本である。そして、その後は朝鮮、中国、ASEANなどが追ってきている。

・共産主義は崩壊したのか?

ローレンス・トーブは、ロシアなどの共産主義は単純で原始的であったと言っている。ロシア、中国、ヴェトナム、キューバ等の国では、革命以前はまだ「戦士の時代」であり、「商人の時代」にも至っていなかった。これらの共産圏は豊かな経済を生み出すことはなかったが、重工業や軍需産業が増大し、資本主義国と張り合うまでになった。なぜ共産主義が一時期成功に見えたのか。このときは労働者の時代が単純であり、ただ仕事をこなすだけという官僚にも管理できる原始的なものだったからだという。

時代が流れ、ビジネスは複雑化し、製品はハイテク化した。そして、より複雑化した組織が必要になったのである。つまり、共産圏の官僚はシステムを維持できなったわけである。そうなるとシステムを運営できる者に任せる必要が出てきた。それが、「ビューロ・テクノストラクチャー」だ。チームワーク意識が高い者で、労働者カーストを先導するものである。
資本主義と共産主義のシステムは、労働者カーストの傾向を強め、互いに似通ってきたのである。例えば、中国は鄧小平の主導のもとに「改革開放」を進めた。そして、現在の中国がある。そして、ロシアはゴルバチョフのもと「ペレストロイカ」を進めた。そして、現在のロシアの発展がある。

経済が発展するにつれて、複雑化し洗練されていくにつれて、二つの正反対のシステムは、日本、やがては儒教圏ブロックが主導する労働者カースト最盛期の資本主義に統合されるであろう。

・資本主義に民主主義と自由はつきものなのか?

日本は「労働者の時代」の頂点に立っている。しかし、もう2つのモデル「年齢モデル」と「性モデル」からみると遅れている。「年齢モデル」からみると、ヨーロッパやアメリカは19歳以上であるが、日本は、中国、韓国は12歳から15歳である。「年齢モデル」や「性モデル」で遅れている国はブロックでは「カーストモデル」では先行するというのが一般法則らしい。

そして、民主主義と自由は必要なのか?という疑問については結論から言えば、正しくもあり間違いでもあるということである。商人の時代の前は戦士の時代である。戦士の時代には階級制度や出自を重んじる。この社会を転換させたのが自由民主義的な商人の時代である。そして、商人の時代が発展すると共に自由民主主義も発展してきた。
そして、アメリカやヨーロッパなどの商人の時代が隆盛を迎えると、それに対して中国やASEANなどは独裁的資本主義を採用するようになった。独裁的資本主義は、個人の上に社会を置く独裁システムとなっている。これはアメリカなどの社会的混迷、暴力的性犯罪、麻薬、失業、政治腐敗、社会不況を招くアンチテーゼとして採用された。少なくとも国が巣立ちできるまではという独裁的資本主義システムである。つまり、自由民主主義が必要かどうかは、その国がどのカースト時代にあるのかということである。民主主義や自由が必要となるのは「商人の時代」である。まだ発展したばかりの国では、足かせになるだけである。

・最後のカースト「精神・宗教の時代2」とは?

労働者の時代から次に来るのが「精神・宗教の時代2」である。それも、開拓段階は終わり、革命・発展段階に入っているという。この精神・宗教で重要視されるのは宗教と精神そのものである。
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成熟した宗教は、内なる神という概念にもとづいている。自らを知り、内なる声に耳を傾けて、個々人に与えられた「終生の使命」を果すために、いかに行動し、いかに生きるべきかを見出すこと。これが私たちの目指す目標となるだろう。この成熟した宗教は、両性格な性格もある。母なる大地とか、天にまします神といった親に代表される権威像を求めず、個々人自身のなかにある両性的な内なる自己に目を向けるのだ。
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日本は「労働者の時代」から静かに「精神・宗教の時代」に移りつつある。ビジネスマンは、仕事への自己犠牲に注ぐエネルギーは減少傾向になりつつある。そして、男性にも子供の世話や家事を求め、女性は企業や社会と関わりを持つようになっていった。
日本でも新宗教や精神的グループ、などの新しい潮流が現れている。最近、個人的に思うのは経営者は以外に信心深い人が多いということである。
日本でもスピリチュアルブームやザ・シークレットがベストセラーになるのも、その影響であろう。

ローレンス・トーブの世界観は、現在放映中のガンダム00(密かに見てる)に近いのではないかと思う。(違う部分も多いが)
ちなみにガンダム00の世界は、24世紀の時点で世界がアメリカなどを中心としたユニオン、中国やロシアを中心とした人類革新連盟、ヨーロッパを中心としたAEUというブロックに別れてる。石油資源は枯渇して、すべてが太陽光発電となり地球から宇宙へ軌道エレベーターを建設している。そのためアラブ諸国は影響力が低下。世界は、3つの勢力+その他発展途上国と棲み分けができており、民族紛争やテロリズムも未だ耐えていない。
そして、戦いの世界で「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れる。モビルスーツ「ガンダム」を所有するソレスタルビーイング。

ガンダムによる武力介入によって戦争を止めることをはじめる。はたして、「武力に戦争は止められるのか?」というすごいテーマである。まさに人類のためのアニメーションですな。富野さん(原作者)もある意味すごい未来予測者なのか?

3つの原理―セックス・年齢・社会階層が未来を突き動かす
ローレンス・トーブ 神田 昌典 金子 宣子
ダイヤモンド社 (2007/12/14)
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5 歴史的な予測書
5 世の中の現象、会社で今起きている現象が見事に説明がつく
5 極めて斬新な未来予測論