カテゴリー別アーカイブ: 書評

打たれ強く生きる 城山 三郎

打たれ強く生きる (新潮文庫) 城山 三郎 新潮社 発売日:1989-05 ブクログでレビューを見る» いわずと知れた城山三郎さんのエッセイ。さすが城山さん、財界人との太いパイプをもってらっしゃいます。そして、人物の観察、目の付け所がスルドイです。 このエッセイのぼちぼちが一番から———————————————————————————–「静かに行くものは穏やかに行く、健やかに行く者は遠くまで行く」 ぼちぼちとは、ともかく、前に向かって歩いていることでる。自分のペースで歩き続けているということである。マスコミの脚光を浴び、ライバルに負けまいと、急成長し、急破綻して行った数多くの人たちを、わたしは思い浮かべずには居れない。それは、マスコミの世界でも、また経営者の世界でも、同様だった。————————————————————————————-大器晩成ってことで,これからボチボチいきます。

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映画 笑う警官

笑う警官 [DVD] 角川春樹 TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 発売日:2010-05-21 ブクログでレビューを見る» 北海道警の腐敗を内部告発する警官を描くストーリー。さすが佐々木譲さんの原作だけあってリアルな警官を描いてくれています。事件を解き明かす課程で、いろいろなことが浮かび上がり、そして以外な事実が判明する! BLACK BIRDのマスターは津久井さんを殺そうと思えば、いつでも殺せたんじゃないかな。最後にジャズバンドで全員が登場するのは物語のテーマに合っていないような気がする。

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価格破壊 城山三郎

価格破壊 (角川文庫) 城山 三郎 角川書店 発売日:1975-06 ブクログでレビューを見る» 今でこそ、薬品の安売りはめずらしくなくなったが、昔は定価というものが存在していた。主人公は流通機構や再販価格にまっこうから風穴を空けようとする旗手である。メーカーや弱小小売店を敵にしても、最後は消費者のニーズに答えるために自分の信じた道を突き進むのは、読んでいて胸がスカっとする思いである。 この本で学んだこと  1.どんなに追いつめられても諦めない。 この本にも出ている「あと、もうイーチャン」という姿勢は見習いたい。 2.自分の信念を曲げない 自分たちの売るものは自分たちで値段を決める!買収されそうになっても、自分の信念を曲げなかった。 3.買った瞬間からくさりはじめる 妻の「くさらないものはないの」という質問に主人公の矢口は「動いているもの、流れているものは、くさらない。くさるより早く流れてしまう。人生だって、絶えず流れて走っていなくちゃ」と答えている。

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ゲド戦記 1 影との戦い アーシュラ・K. ル・グウィン

ゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版) アーシュラ・K. ル・グウィン,Ursula K. Le Guin 岩波書店 発売日:2006-04-07 ブクログでレビューを見る» ゲド戦記はよくできたファンタジーである。ゲドと闘う影は自分自身の投影であり、それから逃げることはできない。やはり、闘うしかないのである。 人間は自分の負の部分をみないように避けてしまいたくなるが、自分の問題と向き合って闘うしかないのである。 あらすじ ゲドは魔法の修行中に誤った呪文を唱え、闇の世界の影を呼び出してしまう。ゲドは影に追われ打ちのめされるが、ついに影と闘う決心をする。

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私という運命について 白石一文

私という運命について (角川文庫) 白石 一文 角川グループパブリッシング 発売日:2008-09-25 ブクログでレビューを見る» 自分の未来を切り開くために、現在から種をまく。自分の未来は自分で変えられるんだ。そう思っていた。思っていたというより、今も思っているが、それでもこの小説を読んでいると、自分で抗えない運命というのはあるのだろう。 自分で運命は変えていける。自分で抗えない運命はある。一見相反するものであるが、どちらも人生には必要なことなのだと思う。 思い通りにいかず、自分で抗えないことがあっても運命として受け入れれば絶望することはない。 自分で運命を切り開いたとしても、それが運命ということを知れば傲慢になることもない。 運命とうまく付き合っていくことが、人生の達人になる方法だ。

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ゴーマニズム宣言PREMIUM修身論 小林よしのり

ゴーマニズム宣言PREMIUM 修身論 小林 よしのり マガジンハウス 発売日:2010-07-15 ブクログでレビューを見る» 修身とは儒教の「大学」の中の言葉である。「先づ其身を修む」 天子から庶民に至るまで、ひとえに「身を修める」ことこそが本文であり、それなくてして家の調和を保つことも、国を治めることもできないと説いた。 ハレの日はそうそうやってくるものではない。心やすらかに過ごせるケがもっとも大切だ。ケガレがまったくなくなることはないが、ケガレなく過ごせることに感謝です。 この本で記憶に残った言葉は、「人間は生産を通じてしか附合えない。消費は人を孤独に陥れる」by 福田恆存 この言葉はまさにその通りだと思う。生産することが人の絆をつよくする。ワールドカップの日本代表のスローガンが絆であったが、ガチンコで世界と勝負するから絆が産まれる。彼らも世界とどうやって戦ったら勝てるか真剣に議論した。そのためにコミュニケーションが必要だし、絆が産まれてくる。遊びやっていたら絶対絆は産まれなかっただろう。 一方、消費は一人でもできる。お金さえ払えば、誰だってできることだ。しかし、消費からは生産できないし絆も産まれない。孤独に陥ってまた消費すればまた孤独になるだけだ。 本気で何かを創り出す。これが人間の生き甲斐なんだと改めて納得させられた。

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FBI式人の心を操る技術 ジャニーン・ドライヴァー

コミュニケーションは言語コミュニケーション(バーバル)と非言語コミュニケーション(ノンバーバル)の2種類があります。聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。コミュニケーションの講座では非言語コミュニケーションが大切だよ!と教えられるわけですが、実はとても大切な非言語コミュニケーションの法則があったのです。 今回のテーマは「ヘソは口ほどにモノを言う」と題して、非言語コミュニケーションの驚きのテクニックを「FBI式人の心を操る技術」という本からご紹介したいと思います。 「FBI式人の心を操る技術」 ジャニーン・ドライヴァー (著), 高橋結花 (翻訳) メディアファクトリー新書 http://ht.ly/2a8Q9 この本の著者は、アメリカ司法省の重要な捜査機関であるアルコール・タバコ・火器および爆発物取締局に女性調査官として入局、FBIで「仕草から心を読む」方法を主席インストラクターとして講義している非言語コミュニケーションを教えるプロです。 ヘソの法則は1930年代にW・T・ジェームズという人が発見した法則で、彼の研究によるとヘソの向きが興味のレベルを示すカギを握っているといいます。その後、メラビアンの法則で有名なアルバート・メラビアン博士も、「ヘソの向きがその人物の意思を読み解く際の大切な要素だ」と記しました。 つまり、ヘソはそのときの心情を露呈してしまうということです。 例えば会議や相手と会話をしているとき、突然ヘソを会話相手と逸らせば、「この会話を終わらせたい、この場にいたくない」とサインを送ったことになるのです。 ヘソの法則は、すぐ嘘をつく子供にも有効です。10代の子供の鞄にタバコが入っていたのに気がついたとき。親ならきっとその子を問い詰めるでしょう。そのときに、タバコが入っている鞄をチラっと見て、背を向けて立ちはだかるようにしたら注意が必要。 子供は不安を感じると、守りたいものの盾になろうとするのです。つまり、この場合では、タバコを隠した鞄と正反対の方向にヘソを向けたら罪を認めたも同然です。 相手と一瞬で信頼関係を築くときもヘソの法則は有効です。 コミュニケーションの達人として有名なビル・クリントン元大統領は初対面の相手とも一瞬で信頼関係を築くといいます。 クリントン元大統領は、握手をするときにヘソをまっすぐ相手に向けて、丁寧に挨拶し、微笑みを浮かべます。そして、握手の手を離しても、次の相手に向こうとしながら、目線だけ1秒間、前の相手に残すといいます。そうすることで相手に「名残惜しい」と訴えかけるのです。 [写真]クリントン元大統領が橋本元首相と握手 クリントン元大統領はヘソを相手に向けているが、橋本元首相は・・・。 これと正反対に妻のヒラリー・クリントン国務長官は握手をするときに相手にヘソを向け ないことが多いようです。目線すら合わせないことがあります。 [写真]ヒラリー国務長官がオフィスで握手をしている 握手をしてもヘソは相手に向いていない これが大統領になれた人と、なれなかった人の差なのかもしれません。 日本人はあまり握手をする習慣がないかもしれませんが、挨拶をするときや話を聞くときにも応用はききます。 あなたのヘソは今どこを向いていますか? FBI式 人の心を操る技術 (メディアファクトリー新書) posted with amazlet at 10.07.16 ジャニーン・ドライヴァー メディアファクトリー 売り上げランキング: 18766 Amazon.co.jp … 続きを読む

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異邦人 カミュ

異邦人 (新潮文庫) カミュ 新潮社 発売日:1954-09 ブクログでレビューを見る» 辞書によると不条理には二通りの意味があるらしい。 1 筋道が通らないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。2 実存主義の用語。人生に何の意義も見いだせない人間存在の絶望的状況。 (Yahoo!辞書から) この話は2のことらしい。 サルトルは「人間は自由の刑に処せられている」といったが自由を持つことは責任を持つこと。 人は責任を持ちたくないので、自由を放棄してしまうのだと。 それはマスコミで取り上げられたことにしか価値を見いだせない。権威を持つ人の意見をありがたがる。これらをみれば現代はさらに自由を放棄していることがわかる。 現代は主人公ムルソーのような不条理を持つ人がさらに多くなったのだろうか。 あらすじ 母の死に海水浴にいき、映画をみて、人を殺害したムルソー。判決は死刑であるが自分は幸福であると確信した。

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5分後の世界 村上龍

五分後の世界 (幻冬舎文庫) 村上 龍 幻冬舎 発売日:1997-04 ブクログでレビューを見る» 物語構成の参考にと読んでみました。でも、描写の方がとんでもなく文体でした。(とんでもないというのは凄いという意味です)主に戦闘シーンが多いのですが、戦闘シーンの描写に50頁をかけるのはとんでもないです。本当の戦闘のようにリアルに描かれているので、想像するとこちらも吐き気をもよおすような内容でした。本当によく調べてあると脱帽です。 死があるから生があるといっても、戦争で死を感じるのはイヤだ!! あらすじ、現実世界から5分後の世界に迷い込んだ小田桐。その世界では戦争が終わっていなかった。日本人は26万人に減少して、国連軍(アメリカ)と戦闘状態を繰り返していた。

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終末のフール 伊坂幸太郎

終末のフール (集英社文庫) 伊坂 幸太郎 集英社 発売日:2009-06-26 ブクログでレビューを見る» 隕石が落ちる話なのでSFかと思っていたら全然違いました。あと3年で世界が終わると言われるなかで、どのように生きていくか。そんな物語がオムニバス形式で語られます。個人的には「死なないこと」というよりは「生き続けること」が大切だと思うのです。現代は生きにくい時代になりました。生き続けることが素晴らしい。そう自分に拍手を送りたい。

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