株はギャンブルだ!・・・臆病者のための株入門

 最近ブログがさぼり気味でした。激しく反省<m(__)m>

ここで、株式投資の本を紹介します。株式投資に対する意見としては、大きく分れると思います。「株式投資はギャンブルだ!」という意見。「いや、株式は理論やデータにもとづいており、ギャンブルではない!」とする意見。

この本でははっきり言っています。株式投資は「ギャンブルである」と。株式は未来に株価が上がるか下がるかというゲームであり。明日の株価を保証するものはない。もしも、その確実な情報を知っていればインサイダー取引で、村上さんのように塀の中に入らなければならないです。(ToT)/~~~

 私もこの意見には、激しく同意です。ギャンブルかギャンブルでないかと言えば、ギャンブルであるといえます。ただし、限りなく確率を高めようと思えば、高められるギャンブルであると思います。正直、宝くじやパチンコ、競馬に使うのであれば株式の方が限りなく有利だと思います。

よく言われるのは、株式投資は「美人投票」であるといわれます。これは、有名なケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」で言われていることです。

”100枚の写真から、もっとも美しいと思う女性6人を選択して投票し、その選択が投票者全体の平均に近かった人に賞金を与えるという美人コンテストをある新聞社が開催した。このルールでは、投票者は自分の好みで美人を選ぶのではなく、他の人が選ぶであろう美人を選ばなければ賞金を得ることは難しい。” ケインズは、この理論に基づき、株式投資においても自分が良いと思う銘柄ではなく、みんなが良いと思う銘柄を買うことが、有効な投資方法であると説いた。株価というのは、その企業が本当に素晴らしい(美人)かどうかを表すのではなく、どれだけ多くの人がその企業を支持しているかに大きく左右される心理戦であるという。

 この本は、入門といいながら高度なファイナンス理論についてもふれています。でも、おもしろく簡単に読めるんですよ。難しいことをたとえ話で簡単に説明している・・・とても面白い本です。 ただし、儲かるということはまた別問題です。(~o~)

臆病者のための株入門
臆病者のための株入門
posted with amazlet on 06.08.11
橘 玲
文藝春秋 (2006/04)

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読むだけじゃなくて聴く?・・・聴く日経Podcast

 最近、「聴く日経」をiTunesで聴いています。毎日、日経新聞の全ジャンルダイジェストをPodcastで配信してくれます。パソコンで作業をしながら、時々聞いています。iTunesからでなくても、HPからQuickTimeで聴けるみたいです。結構、パソコンで作業しながら聞くのは大変ですが、だいたい内容は聞けますね。時間は毎回15分程度です。電車の通勤の方はiPodに転送して聞くことをおすすめします。

ブログの左に「聴く日経」のPodcastリスティングを入れてみました。興味のある人は聞いて見てください。

かといって、日経新聞もとってますけどね^^

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5 フラッシュメモリでこの容量
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5 値段を考えれば合格

 

株主至上主義は降って湧いたわけじゃない!・・・会社の値段

 現在、日本の経営において「会社は株主のもの、株価を上げるのが経営者の仕事」という株主至上主義はアメリカから来た当たり前の主義に捉えられるようになったみたいです。実はアメリカが現在の株主至上主義になったのも歴史があったからなのです。

オーナーの一族経営の時代

 アメリカの企業も一世紀前は、「オーナーの一族経営」が当たり前でした。デュポン、カーネギー、スタンフォードなどは一族経営です。

所有と経営の分離

 そして、20世紀の初頭に所有と経営の分離がおこりました。この時代は鉄鋼、石油、鉄道などの巨大な設備投資が必要になる時代です。いわゆる設備投資のために銀行からお金を借りる、または社債による借入れなどが主流になっていきます。このとき、「経営はプロの経営者にまかせるべきだ」という理論です。これは1960年代まで続いたようです。

1960年代のM&A

 1960年代には企業の多角化が進み、M&Aがブームになりました。このとき経営者が会社の支配者である絶頂期だったのではないでしょうか。会社の経営はプロ経営者に任せて、「株主はお金だけ出してみていろ」というような発想がありました。それも会社が高度成長で成長しているから言えることでした。

そして株主至上主義へ

 企業の多角化がすすみ企業が成長していくと、経営者の報酬がべらぼうな金額になり経営者が贅沢をしたり、会社のコストに気を使わなくなりました。そして、1970年代のオイルショックが発生すると企業の業績が落ち込んでいきます。株価は下がる一方です。そこで、会社を経営者に任せておくわけにはいかないということで、機関投資家や投資ファンドが経営にものを言うようになっていったのです。このときにコーポーレートガバナンス(企業統治)=「株価を上げるために経営に積極的に関与する」という考えが生まれました。ちなみに、機関投資家というのは広く大衆の資金を集めて運用する機関です。年金基金、生命保険、投資顧問などです。村上ファンドもそうですね^^

 このようにアメリカもいきなり株主至上主義になったわけではありません。日本は後追いでアメリカ流儀がそのまま輸入されているような気がします。アメリカ流が正しいというわけではないと思います。もちろん日本的な経営がよいという経営者もいらっしゃいます。そのために上場しない。そうゆう考えもありだと思います。

「会社の値段」を読むと現在の経営、企業価値とは何かが少しだけわかったような気がしました。

会社の値段
会社の値段

posted with amazlet on 06.04.05

森生 明
筑摩書房 (2006/02)