Posted in blog, 書評, sns, Web2.0, 検索エンジン, Web on 11月 10th, 2007 コメントはありません »
前回の引き続きネット未来地図のまとめです。
日本のネットベンチャー
日本のネットベンチャーは歴史的な背景から3世代に別れている。
第1世代:孫正義(ソフトバンク)、西和彦(前アスキー)などのジジィキラー。大企業を相手に大きくなった。
第2世代:楽天、オン・ザ・エッジ(後のライブドア)、サイバーエージェント。これらの企業は技術力よりは営業力で大きくなった。革新的なものを生み出したというわけではない。
第3世代:はてな、ミクシィ、ゼロスタートコミュニケーション。いわゆるナナロク世代といわれる人たちが起こした会社。Web2.0の代表的な会社として取り上げられ、アイディアと技術力、企業姿勢なども評価されている。
Web2.0をどうやってお金にするか?
Web2.0には決定的な収益性が見いだせないというのが正直なところである。収益性をあげるための具体的な方法としては、以下のものしか考えられていない。
1.広告
2.有料課金
3.システムの外販
Googleがなぜ、あれほどの収益性をもっているのか?それはデータベースの規模と構造である。「世界のありとあらゆるものを検索する」という規模とAdWords,AdSenceといった構造である。ミクシィは、1000万人というユーザの規模を持っているが、それを収益に換える構造はこれからかんがえていかなければならないだろう。
Youtubeと動画の可能性
Youtubeのすごいところは、動画をパソコンで「見れる」ことである。ここで「見える」とは、楽しい、おもしろい、共有できるということも入っている。これがないと余程のことで動画をパソコンで見ようとは思わない。ネットの動画をどうやってお茶の間のテレビで見るかというのは今までの課題であった。しかし、Youtubeはそれを覆した。この本では「ネタ視聴」という言葉を使用している。
いまどき、友達にあのテレビ見た?という話題で盛り上がれることは少なくなってきた。しかし、あのYoutubeのネタ見た?というのは盛り上がれる。実際、ブログでネタについて書いている人はたくさんいる。
そして、日本ではニコニコ動画の存在が徐々に無視できなくなっている。ニコニコ動画は投稿した動画に視聴者が字幕を入れられるという仕組みである。これは、動画に 視聴者がCMを入れることもできるのである。これは革新的であり、新たなビジネスモデルの予感を感じさせるものである。
リスペクト
Googleが確立した無料経済。Googleのサービスはすべてが無料経済である。しかし、無料経済でどうやって収益を図るのかが問題である。それに限界を唱える説もある。無料経済に対して、新しい考え方が出てきたのがリスペクトである。これは簡単に言えば、「投げ銭」である。利用して、リスペクトを感じたらお金を払おうという考え方。これは、写真、動画、音楽などのコンテンツで収益を上げる仕組みになると思われる。
集合知
アルビントフラーは、第三の波で「プロシューマー」という言葉を作り出した。プロシューマーとはコンシューマーとプロデューサーを組み合わせた造語である。これはネットの世界で現実になってきており、音楽、動画、写真、文章、プログラムといったものは消費者が生産していくことで大量にネットに流通している。
クラウドソーシングという言葉を聞いたことがあるだろうか?クラウドソーシングとは、世界に存在する人々の力を借りて、それらの集合知をうまく取り入れることで製品開発やサービスを行っていくという手法である。「株式会社はてな」は、実際にユーザと話し合いの場を設けて新しいサービスを生み出したり、既存サービスの改善を図っている。

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書 595)
posted with amazlet on 07.11.10
佐々木俊尚
文藝春秋 (2007/10/19)
売り上げランキング: 1169
おすすめ度の平均: 
社会学者とネット起業家
巧に切りとられた20のテーマ
いま何が注目されているか、を短時間で一通りチェック
Amazon.co.jp で詳細を見る
Posted in sns on 8月 1st, 2007 コメントはありません »
とうとうmixiのみならずGREEまで始めてしまった。何のために・・・以前、GREEはNiftyのようなパソコン通信の雰囲気だというのを何かの記事で読んだことがあった。それが妙に懐かしかったのさ。パソコン通信は大学生のときにNiftyに入ったときのことを今でも覚えている。まだMS-DOSのマシンだったよ。
GREEには、出身校を登録するところがある。地域などからすぐに母校を登録できる。しかも、卒業年度ごとに登録されている人も紹介される。その辺はmixiにはない機能ですな。
たぶん、当面はコミュを覗いて情報収集になるかと思う。
BGMはTHE REAL FOLK BLUES
シートベルツ TVサントラ 山根麻衣 岩里祐穂 菅野よう子 ブッカー・キング マーク・ソスキン ポール・シャピロ ボビー・プリバイト ミッシェル・ルマン
ビクターエンタテインメント (1998/06/03)
売り上げランキング: 22314
Posted in 書評, sns, Web2.0, Web on 7月 14th, 2007 コメントはありません »
この本は、各ライターがSNSについての記事をそれぞれの視点で書いています。主にmixiのことが多いですが、モバゲータウン、Twitter・Vox・コトノハなどの紹介もあります。また、自分とmixiの関わりの歴史、コミニティの管理やSNSの危険性などについても書かれています。
・代表的な執筆人は以下のとおり
佐々木俊尚氏 原田和英氏 保田隆明氏などなど、この業界で有名な執筆人が名を連ねています。
ここでは最初に執筆されている佐々木氏の「SNSはどこにいくのか」に注目してみよう。
SNSの真価は人間にダイヤグラムにある
佐々木氏は、Yahoo!Japanの井上社長とのインタービューを引用して、「SNSは交換日記と人間関係ダイヤグラムをいっしょにしているが、交換日記と人間ダイヤグラムは異なり、交換日記はSNSのワンオムゼムにすぎない」としています。交換日記はmixiで打ち止めであり、SNSの本当の真価は人間ダイヤグラムにあるのではないでしょうか?その潜在的利用方法はまだまだこれからも利用方法が出てくるのであろう。
例えば、人間ダイヤグラムというインフラは、この人の評価なら信頼できるとか、この人の紹介している商品なら信頼できるというインフラとしても利用できる。この人ならというのが情報の評価を信頼性の高いものにしている。こうしたことをコントロールするものとしてSMO(Social Media Optimization)という考え方も出てきているが、どこまでがコントロールできるかは疑問である。これは今後動向を見守らなければならない。
日本の同心円コミニティが崩壊している
日本のコミニティ帰属意識が薄れている。地域、会社などの帰属意識は薄れていていくばかりである。もともと日本は会社に対する帰属意識が高い社会であったが、80年代からその帰属意識は徐々に薄れていった。いわゆる日本型の家族型の経営が崩壊してきたのである。これは近年のM&Aや成果主義がこうした現象を加速させている。
NHKの「おはようにっぽん」でも紹介されていたが、今、社内SNSを導入する企業が急増している。これもやはり、会社の帰属意識が薄れてきた中で、SNSを活用して社内を活性化させようとしている。従来はネットはネット、リアルはリアルという切り分けがはっきりしていたが、今後は、リアルとネットの境目がわからなくなり、融合していくかたちになるのではないだろうか。それは間違いないだろう。それに対応できない人と、その融合を活用している人での格差というものも出てくるのではないか。

SNSの研究 あなたはまだ「マイミク」のことが好き?
posted with amazlet on 07.07.14
佐々木 俊尚 原田 和英 保田 隆明 齊藤 和生 田口 和裕 平山亜佐子 「シナトラ千代子」管理人 松永 英明 園田 道夫 寺本 秀雄
翔泳社 (2007/06/14)
売り上げランキング: 45658
Amazon.co.jp で詳細を見る
Posted in sns on 4月 21st, 2007 コメントはありません »
SecondLifeで踊ってみました。
SecondLifeで阿波踊りってできないんですかね?(自分でつくればできるのかな?)

「セカンドライフの歩き方」の本を購入してしまいました。多くは基本的な操作の解説という感じでした。
操作マニュアルとして手元に置いておくのも、いいかもです。
三淵 啓自
アスキー (2007/03/26)
売り上げランキング: 64
Posted in sns on 3月 2nd, 2007 3 コメント数 »
先週の金曜日(2月23日)ですが、「OpenPNEではじめる自作SNS入門」という1日のセミナーに行ってきました。講師の方は「OpenPNEではじめる自作SNS入門」の著者である上田修子さんです。10:30~16:30のセミナーでした。場所はちよだプラットフォームです。このビルにはSNS「ちよっぴー(http://www.sns.mm-chiyoda.jp/)」の事務局もあるようです。実習ではなく講師の説明を聞くというものです。OPEN PNEの機能はmixiとほぼ同じなので、mixiを知っていれば機能とか設定とかはほとんどわかってしまいます。セミナー内では、インストールとか設定のほかに運用方法などの事例なども聞けたのでためになりました。
OPEN PNEはオープンソースのSNS構築ソフトウェアです。当初GPLだったのですが、PHPライセンスに変更されたそうです。開発は手嶋屋(http://www.tejimaya.com/)さんが行っており、よくも悪くも手嶋屋さんしだいだそうです^^
OPEN PNEの2.x系は言語ファイルを切り分けることができず、テキスト部分がハードコーディングされている状態だそうです。ver3から切り分けるらしいですが、言語ファイルが切り分けてもらえるとカスタマイズが楽そうですね。
あとは、文字コードはutf-8で、MySQLは4.0系か4.1系のどちらかだそうです。MySQLでもutf-8が利用できる必要があるそうです。レンタルサーバ選びは考えなければいけませんね。プラグインという機能はなく、拡張性に乏しいというのが難点でしょうか。
やっぱり、実際に運営するといろいろ大変なことも出てくるんでしょうね。その変のノウハウはまだないです(>_<)
上田 修子
翔泳社 (2006/11/10)
売り上げランキング: 6203
Posted in sns on 2月 25th, 2007 コメントはありません »
日経ビジネス2007.2.19号の特集は「求む!話せる上司 ~”仮面職場”に立ち向かえ~」です。入社3年以内の若者の転職は35%以上に達しているという。仕事に追われて部下の指導に手が回らない上司。それに失望する若手。若手は「物分りがいい部下の仮面」をかぶっているという。殺伐とした職場の人間関係は、最近になって多く聞かれるようになってきた。
成果主義では、部下の指導をしても自分の給与には跳ね返ってこない。ましてや、自分の仕事が滞ったら、減給にもつながってしまうであろう。それを見た若手は失望しても仕方がないのではないか。そこを企業がどう乗り越えるのか、対応できる企業とできない企業で今後の明暗が分かれそうである。ここで、富士通グループの社内SNSの利用が記事で紹介されていました。(以下、引用)
富士通の社内SNSでは、グループ社員と友人関係を結んだり、他人の日々の日記にコメントができる。実名が分かる点こそ違え、使い勝手は国内最大のSNS「mixi」にかなり近い。
情報共有を目的として社内SNSを導入する企業は増えており、それ自体は珍しくない。しかし内容は、業務日報の公開や新規事業の議論など、あくまで業務の範疇。社命として利用を促された手前、そうせざる得ない。
だが、富士通の場合は全く違う。「8kg痩せるぞ!」という日記に、「頑張れー」というコメント。グルメ関連コミニティーには「昨日この店に行きました!」という書き込み。
もちろん業務に関連した話題もあるが、グルメやダイエット、旅行といった、ミクシィさながらの実にざっくばらんとした内容が多い。実はこのSNS、富士通が会社として公式に用意したものではなく、言わば社内LANの中にできた「勝手サイト」。会社として利用を奨励したことは一度もないのだ。
発端は、グループウェアの富士通ソフトウェアテクノロジーズ(FST)が新製品として開発した社内SNSを、一部の社員にテスト目的で利用したもらったことだった。その一部社員が、グループ内の他の社員をSNSに誘い、草の根で利用は広がっていった。
2005年11月のオープンから一年後には参加者が6000人を突破。今では7000人以上のグループ社員が参加する、国内最大の「社内ミクシィ」に成長した。利用者の8割は、やはり20~30代のミクシィ世代だ。
社内SNSは最近よく聞かれるようになってきた。しかし、経営者は遊びでシステムに費用をかけることに躊躇う。そこでSNSにグループウェア機能をつけるという方法で導入するケースが多くなってくる。しかし、本来SNSというものはそういうものなのだろうか?この富士通のケースも社内のインフォーマルなシステムから発足している。企業が遊びの部分も認め、インフォーマルにシステムを利用を許す風土がなければSNSの普及も難しいのではないかと思う。最近はmixiも社内の同僚が多くなっているので、うかつなことを書けないということも聞いたことがある。
最後にFSTの事業部長を務め、社内SNSの開発責任者のコメントが全てではないかと思う。
「なんだ、遊びじゃないかと思われる話題も確かに存在する。ただ、そういう交流を通じて人と人がつながることが大事。何気ないところで価値観が共有できれば人間関係も強くなり、強い会社ができる」と語る。
Posted in sns on 2月 2nd, 2007 コメントはありません »
最近は事件が起きると必ずといっていいほど、関係者のブログやSNSの日記が紹介される。
SNSのmixiは1月末で会員数が800万人を超えた。1000万人になる日も近いだろう。そして、20代では3人に1人がmixiユーザである。
mixi、800万人ユーザー突破
今週のAERA記事(07.2.5)では、「SNSの正しくない使い方」としてSNSの光と闇が紹介されている。以下は、事件記者が証言している。
被疑者や被害者の関係先取材に走り出して会社は空っぽになっていたが、今では必ず誰かがパソコンに向かう。SNSで被疑者・被害者の名前を検索するのだ。 「経歴や顔写真、交友関係といったネタの宝庫が手にはいるんですからね。これまで現場で丸1日かかって取れたどうかの話が1クリックですよ」
一方、人材募集をするには最適なツールとも言える。
例えばある会社社長は、「ライター経験があり、作文の添削が出来て、都内近郊に住む人」などの条件で人材を探すなどにも利用されているという。mixiなどで「作文指導」といったキーワードで会員検索をした結果、身元がはっきりしている人にメールを送り、採用したということだ。SNSは巨大な人材データベースと化している。
一方で、SNSは2ch化しているとも書いている。 神戸大学工学部の森井昌克教授は以下のようにコメントしている。
「SNSは特にネットへの警戒心が強かった女性に安心感を与えて取り込んできました。ですが急速に成功して巨大化しすぎたため、SNSにも不特定多数の人が集まるようになり、根幹となる安心が揺らいでいる。今では実名登録をやめる、プロフィールを曖昧にするといった匿名化が進んでいます。」
「あることないことめちゃくちゃに書かれてしまうネットにあって、SNSは匿名社会へのアンチテーゼとして支持を集めてきました。しかし、今はネット社会の針は再び匿名に揺り戻されています。」
AERAでは、「最後に第2の掲示板になるのか、新しいネットコミュニケーションになるのかという分水嶺にある。」という。これはインターネット普及の初期状態と同じであると思う。SNS人口が増えれば、 生産的に利用する人もいれば、2ch的感覚で利用する人もいるだろう。分水嶺ではなく、どちらもSNSというコミュニケーションの使い方であると思う。ただ、安全性という意味でSNSに対するリテラシーも必要ではないだろうか。