Winny事件の真相はどこにあるのか?・・・ネットvsリアルの衝突

ネットvsリアルの衝突を読了。「Winny事件をきっかけに、この本を書こうと思った。」というだけあって、第1章から第6章までWinnyに関するテーマとして話題を割いています。エンジニアの立場からみると、アプリケーションを作っただけで罪に問われるのか?という疑問を抱いている人も多いでしょう。実際、私も思っていましたが金子氏(Winnyの作者)の2ちゃんねるなどの書き込みをみると、それだけではなかったことがわかります。 金子氏には、Winnyによって「著作権の概念を壊す」という意志があったのである。つまり、Winnyは従来の著作権を壊す後押しになってもいいと思っていたことである。以下は、金子氏の発言を本より引用。

「個人的な意見ですけど、P2P技術が出てきたことで著作権などの従来の概念が既に崩れはじめている時代に突入しているのだと思います。お上の圧力で規制するというのも一つの手で、技術的に可能であれば誰かがこの壁に穴あけてしまって後ろに戻れなくなるはず。最終的には崩れるだけで、将来的には今とは別の著作権の概念が必要になると思います。どうせ戻れないなら押してしまってもいいかっなってところもありますね。」

この点が著作権幇助の罪になるということを知っていたような口調である。 この本の最後に、小飼弾さんという技術者の言葉が印象に残ります。

ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか
佐々木 俊尚
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3 Winny問題が気になる人へ
5 コンピューター進化の思想的な意味
5 「インターネット(技術)は誰のものか?」

ウェブ人間論を読んで

年末にウェブ人間論を読み終えていたが、ブログに書く時間がなかったので、ここで書こうと思った。

Web人間論は、Webという知恵の実を得た人間がどのように進化するのか、その行方を梅田望夫さんと平野啓一朗さんの対談形式で書かれた本である。梅田望夫さんのWeb進化論を読んで、この本を読んだ人も多かったのではないだろうか。

あとがきで梅田さんが梅田さんと平野さんの違いについて言及していた。

私はいまビジネスとテクノロジーの世界に住み、平野さんは文学の世界に生きている。しかし、そうゆうわかりやすい違いよりももっと深いところでの人生観のようなものが、ウェブ進化論を語ることで現れてきたのがとても興味深かった。 たとえば、平野さんは「社会がよりよき方向に向かうために、個は何ができるか、何をすべきか」思考する人である。(中略) その点に関して言えば、私はむしろ「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化とは不可避との前提で、個はサバイバルすべきか」を優先的に考える。

二人の立場の違いからくる考え方の違いを明確にあらわしていると思う。 自分もビジネスとテクノロジーの世界に住んでいるから梅田さんの考えはとってもよくわかる。今回は、この本を読んで平野さんの考えがとってもおもしろいものであると思った。梅田さんはビジネスという視点から考えているが、平野さんは社会としての個として考えいるのだと思う。

最近はWeb2.0に対するアンチ本なども出ているが、Webという道具も使う人しだいでいくらでもプラスになるし、マイナスにもなるのだ。車はとても便利なものであるが、使い方を間違えると凶器になるのと同じだと思う。梅田さんは、Webとしてのプラスの未来を示してくれていると思う。その考え方は好きでないという人もいると思うが、プラス思考は必要なことでないかと思う。もちろんマイナス面のことも忘れてはいけないが、Webが人間の生活を明るくできるものであればいいと思っている。

Webの進化が人間の進化を手助けするものであってほしい。

平野さんの小説は読んだことがなかったので、ぜひ読んでみたいと思った。

ウェブ人間論

ウェブ人間論

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炎上プロモーション

 ブログやSNSを利用したプロモーションが多く実施されている。成功している事例も多いが、意外に失敗も多いものである。ブログやSNSのCGMは誰もが手探り状態であり、成功するのと失敗するのでは紙一重であると思える。そもそも、何をもって成功というのが図りにくい面もある。

NTTドコモは「プッシュトークプラス」の機能(亀梨君が必死に「~ドーゾ」と宣伝していた)をプロモーションするためにmixi内に「プッシュトークです、どーぞっ!」という公認コミニティを開設していた。いたというのは、もう閉鎖されてしまったのである。

 公認コミニティとはmixi内で広告宣伝を許可している有料コミニティのことである。しかし、ユーザにとって公認コミニティかどうかというのはわかりにくい。しだいに、コミニティ内に「本当にドコモが運営しているのか、だれに許可を得てやっているのか」というコメントが増えてきた。こういったコメントにドコモは返事を返さなかった。そのうち「なぜ返事を返さないのか」「ユーザから声を掛けているのだからコメントしようという姿勢があってもいいのではないか」というコメントが増え、それがしだいに「コミニケーションを拒否するのか」「質問に答えろ」といった批判の声増えてしまった。結局コミニティは10日後に閉鎖された。

 NTTドコモはユーザとのコミニケーションを行わないという決断にいたったのである。ここでも「Web進化論」でいうところのネットのあちら側とこちら側の壁が立ちはだかったのではないかと思う。NTTドコモだけではないが、企業のプロモーションでは、mixiというコミニティの性質を十分に理解したうえでの参入だったのか疑問が残る。せめて、他のコミニティに参加して研究を十分に行っておく必要があるだろう。だた流行というだけでCGMを利用するならば、やらない方がマシであろう。企業対ユーザのプロモーションは始まったばかりであり、どの企業も暗中模索の中ではないだろうか。NTTドコモもこの失敗を糧に再挑戦してもらいたい。

参考:Web担当者 現場のノウハウVol.03

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5 こんな雑誌を待っていた!

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