3つの原理 ローレンス・トーブ その1

 この本を簡潔に紹介するならば、まったく新しい未来予測といっていいだろう。内容は非常に難しい本であるが、読み進むうちに内容に引き込まれる本である。わたしは、この本を読んでいるときに脳がうなっていた。「そうだよな・・・そうだよな・・・そうなっちゃうよな・・・」と。

3つの原理では、人類の流れのモデルとして「カースト・モデル」、「性モデル」、「年齢モデル」の3つのモデルがあると言っている。

カースト・モデル
ここでは歴史と未来を5つのカースト時代に分けている。
1.先史時代および人類の歴史初期にあたる「精神・宗教の時代
2.王、皇帝、騎士、貴族、武士に支配される「戦士の時代
3.商業・産業が優位を占める「商人の時代
4.経営や技術の専門家が実権を握る「労働者の時代
5.最後に「精神・宗教の時代」が到来して、歴史の終わりを迎える

現在は、労働者の時代でありこれは2030年に頂点を迎える。そして、労働者の時代に最も影響力を与えるのは儒教圏ブロックであるといっている。儒教圏は、中国、朝鮮、日本などの東アジア地域である。しかし、これは短命に終わり、その後「精神・宗教の時代」が到来する。

性モデル
フェミニズムのヒストリーである。これは、中国の陰陽思想を比喩として使っている。

1.「陰の時代」:人類は最初に女性的原理として暮らしていた時代。
2.「陽の時代」:男性的な時代。家父長革命が起こり男性優位の時代となった。
3.「両性時代」:今、陽の時代から両性時代の転換点にある。すべては性的にバランスの取れたものに変化していく。

また、西洋、東洋の文明によっても違い、東洋は「陰的」、西洋は「陽的」に傾いている。しかし、世界が両性化するにつれて東洋と西洋は次第に融合するようになる。

年齢モデル
人類の成長は、個人の成長モデルに当てはめることができる。
1.誕生:無中心の段階 紀元前300万年~紀元前25万年頃
2.幼児期:自己中心の段階 紀元前25万年頃~紀元前1万年頃
3.幼年期:母親中心の段階 紀元前1万年頃~紀元前2000年頃
4.少年少女期:父親中心の段階 紀元前2500年頃~16世紀、17世紀
5.青春期:中心離脱段階 1650年~2010年
6.成人期:内的中心段階 未来
7.老年期:超人類段階

現在の人類は19歳前後であり、やっと成人に近づいた段階にある。

ブロックの形成

労働者の時代には、儒教圏がNo.1となり続いて、欧州ブロック、北極圏ブロックと続く。

1.儒教圏ブロック:日本、中国、朝鮮
2.欧州ブロック:東西ヨーロッパ諸国
3.北極圏ブロック:アメリカ、ロシア、カナダなど
4.ASEAN:タイ、フィリピン、シンガポール、マレーシナ、インドネシアなど
5.中南米ブロック
6.アフリカブロック
7.オセアニアブロック

次のときには、なぜ儒教圏がNo.1になるのか?、共産主義は崩壊したのか?資本主義に民主主義と自由はつきものなのか?そして、最後のカースト「精神・宗教の時代」について考えてみたいと思う。

3つの原理―セックス・年齢・社会階層が未来を突き動かす
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本田健さん講演 in 東京

 1月25日は本田健さんの東京講演にいってきました。当日は2000人近い人が講演を聞きに来ていました。すごい人です。こんなに人を集めることができるなんてすごいです。講演タイトルは今回の東京講演会のテーマは、「あなたの未来は、きっと、よくなる!」でした。いつも本田健さんは講演の最初で冗談などを言って笑わせてくれます。そして、ところどころにウィットにとんだジョークがあるのでおもしろいです。だから、本田健さんの講演は聞いていて飽きがきません。たのしくおもしろく話が聞けちゃうのです。本当に話し方はうまいので参考にしたいです。

そして、最後にサイン会で本にサインして握手もらいました。いやー、本田健さんに直にお会いできてよかったです。いつも声や活字ではお世話になっていますけどね。

本田健

サインしてもらったのはこの本です。↓

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続 大人のための偉人伝 木原武一

続 大人のための偉人伝」は「続」とついているように、「大人のための偉人伝」もあります。大人のための偉人伝リンカーンとかガンジーなど子供のころから知っている偉人伝です。しかし、「続 大人のための偉人伝」は世界史でそんな人もいたなーっていう人物を取り上げています。でも、私はこの続編の方が好きなんです。なぜなら、ここに出てくる人は自分の生き方を貫いた人たちばかりだからです。変人、頑固者と言われようとこの人たちは自分の信じる道を歩みました。そして、後世に名を残したのです。
著者の木原さんも、「前回の偉人伝は有名人を取り上げたが、続編は私の尊敬する人物を取り上げた」といっています。
この本で取り上げている人物は以下のとおりです。

ソロー
モリス
トルストイ
マルクス
ベンジャミン・フランクリン
ルソー
モンテーニュ
レオナルド・ダビンチ
福沢諭吉

彼らは偉大でしたが、一般の世俗からみれば常軌を逸脱する行為も多かったようです。そこで、ここでは偉人伝の常軌逸脱エピソードを紹介しましょう。

カール・マルクス
あまりにも悪筆であるために、鉄道員の採用試験に落ちたことがある。マルクスといえば「資本論」の著書が有名である。妻のイェニーは判読不能の夫の原稿を清書するのを喜びとしていた。
しかし、そんなマルクスに実は隠し子がいたのだ。マルクスは妻との間に3人の娘がいたが、そのほかにも隠し子がいたのだ。マルクスは妻が呼び寄せた召使いであるデムート・レンヒェンというとのあいだに子供を生ませていた。不思議とこの隠し子は妻と娘にも知られることはなかった。そして、なんと親友のエンゲルスは、自分が父親ということにして、その私生児の面倒をみたという。

ジャンジャク・ルソー
ルソーは33歳のときに、下宿先の洗濯女と関係を持ち、合計5人の子供を生ませるが、なんと、5人すべてを孤児院に預けてしまった。ルソーは「私はわが子を自分の手で育てることができなかったので、社会施設にあずけ、将来、労働者か百姓になるようにした。また、「両親を憎み、おそらくは裏切るような人間になるよりは、両親を知らなかったほうがはるかにましだ」と言っている。

福沢諭吉
福沢諭吉が12,3歳の頃のことである。殿様の名前の書いてある紙を踏んで、ひどく叱られたことがあった。その時、福沢少年は心の中でこう思った。「ただ名前の書いてある紙を踏んだって別にかまうことはないじゃないか」と。そこで、神様の名の記された御札を踏んだら、いったいどんなバチがあたるものかと試してみた。ところがなんともない。これを便所に持っていったが何ともない。
福沢諭吉はこんなことを言っている。「子供ながらも精神はまことにカラリとしたものでした。」

トルストイ
20代から30代にかけてのトルストイはかなりの放蕩児だったらしい。トルストイは生涯にわたり膨大な日記をつけたことで有名である。その日記には若いころの罪悪についても余すところ無く書かれていたらしい。なんと、トルストイはその日記を妻に読ませていたという。その日記を読んだ妻は「夫の日記も、夫のすべての過去も焼き尽くしてしまいたい」と日記に記している。
いったい何をしてたのか・・・トルストイの言葉からはこんな発言がある。
「恐怖と嫌悪と心痛をおぼえずには、この時代を回想することはできない。私は戦争で多くの人を殺した。殺さんがために人に決闘をも挑んだ。賭博で大負けたこともある。百姓たちの苦労の結晶を食らい、彼らを罰した。姦淫した、人を欺いた。詐欺、窃盗、あらゆる種類の姦淫、泥酔、暴行、殺人・・・ほとんど私の行わない罪悪はなかったようである」

偉大な偉人はその思想も感銘することさながら、その生き方も感銘を受けてしまう。いや、生き方があったから偉大な思想が生まれたのであろう。

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4 こちらはまさに「大人のための」偉人伝