今、インターネットにどれくらいの情報が存在しているのか。2002年にカリフォルニアバークレイ校が発表した結果では、ストレージに記録されているのは5エクサバイトの容量があったということだ。ちなみにメガ→ギガ→テラ→ペタ→エクサになる。そして、実際に通信上に流れている情報量は18エクサバイトだといわれている。
これは地球上のひとりあたりで、5千冊分の情報が流れているということになる。
ところで、あなたは5千冊分の処理を1日で処理しろと言われたらどうだろうか。つまり、現在のインターネットの情報量は人間の情報処理能力の限界を超えているのである。これを処理しようとすると人間の限界がくるわけである。
(だから、最近は仕事でキレる人がおおいのだそうだが)
だから、速読術が人気なのだろう。(いうわたしもフォトリーディングしているわけであるが)
この本のタイトルであるインフォコモンズとは、「情報共有圏」と名づけられている。(佐々木氏の造語)情報は誰かが発信して、それを受け取る人で共有圏が生まれる。それが、どこまでの人で共有されるのか、業界全体、友達、地域の人たち。それとも国民的に認知されているのか。その共有圏の大きさによって「情報共有圏」の大きさは異なる。
インターネットの登場によって、最も最適化された共有圏は「中間共同体(マジックミドル)」であると言っている。つまり、1対1で情報を共有するには狭すぎて、かといって国民全体が知っているような情報ではない。1対1なら手紙やメールでよい。国民全体が知りたいことはテレビが流す。その中間共同体の情報がインターネットには存在している。つまり、ブログやSNSなどの共同体だろう。
Web2.0という言葉が2年前に踊った。そのときは私もウェブ2.0って何ですか?ということをよく聞かれた。しかし、今はそれを聞く人はだれもいないし、さらにweb3.0って何ですかという人もいない。
Web2.0のときにブログやSNSというキーワードが登場した。しかし、ブログやSNSという相互接続性は一段落を迎えた。Web2.0によって情報はフラットになった。しかし、情報がフラットになりすぎると人は情報を選択することができない。「北京オリンピックで金メダルを取った情報」と、「近所の居酒屋の手作りコロッケがおいしいという情報」が等価になってしまった。どちらが重要であるかは人によって違う。近所に住んでいればコロッケの方が重要だという人もいるであろう。
人はいろいろな中間共同体に所属している。会社、家族、地域、友達、趣味などいろいろである。つまり、自分がどこの所属したいのか、どこには所属したくないのか。だれにアクセスしてもらいたくて、だれにアクセスしてもらいたくないのか。それが効率的に出来ていくのかWeb3.0だといわれている。
そのためには情報をさらにセマンティック化(意味づけ)していかなければならないだろう。セマンティックという概念はWeb2.0のころから言われていたことである。これはWebに意味のある情報をもとたせるものである。例えば、ブログの情報は誰が書いたのか、いつ、どんなテーマで書かれたものであるのかRSSという集約情報がつけられている。
amazonのおすすめ商品は「他の人はこんな商品も買っています」とおすすめしてくれるが、試しにちょっと買ってみた商品でも同じような商品を何度も勧めてくれる。(正直、うっとうしいときもあります)
しかし、本の書評など書いている人が信頼できるという場合ならどうだろうか。この人が勧めてくれるなら間違いないということがある。これが信頼(トラスト)である。そして、さらにその人をコミニティの中で友人にしていく。これが友情(フレンドシップ)である。
これからのコミニティの形成には、情報→信頼→友情と関係につながっていくであろう。そして、そのコミュニティは相互に結びつきをもつ世の中になる。
今までの共同体が崩壊したときに、新たな共同体が形成が生まれていくだろう。そして、インターネットがそれをより最適化してくれるに違いない。
それにしても、これからのコミニティはより複雑になっていくのだろう。
講談社
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ウェブ3.0の定義は「非集中化(デセントラライズ)した私」
何が言いたいのか良く分からない。
これからのウェブの将来性に期待させられる本です!



期待が高かっただけに少々残念
簡潔で解り易い!