ジャレド・ダイヤモンドさんがグリーンランドにいたノース人(バイキング)の例をとり、文明崩壊の要素を語っています。まず、その骨組みは5つあるといいます。
1.環境
ノース人は土壌浸食や森林伐採を繰り返した。
自分たちで鉄を作り出すことができなくなった。
2.気候変動
ノース人が過ごした時期は、寒冷化が襲った
3.隣人社会との友好関係
ノース人はノルウェーと貿易していたが、ノルウェーが弱体化した。そして、海氷などの影響もあり取引が減少した。
4.敵対的社会との関係
ノース人はイヌイット族と敵対していた。イヌイット族は、ノース人がアザラシを捕ることを邪魔していたのではないかと推測している。
5.政治・経済・文化的な要素
ノース人は独自の宗教を持っていたが、少しずつキリスト教に傾倒していった。
競争意識の高い族長社会が文明に悪影響をもたらした。
イヌイットの軽視して、イヌイットから何も学ぼうとしなかった。
これを日本に当てはめてみると。
1.環境
もともと資源が少ない日本ですが、都市化により水、森林など破壊されていることが多くなっています。
2.気候変動
猛暑や局地的な大雨など、気候の変動が激しくなっているのでしょうか。
3.隣人社会との友好関係
隣人社会は。。。中国、韓国など隣人とうまくいっているのでしょうか?
アメリカは隣人といえるの?
4.敵対的社会との関係
敵対する国は少ないと思いますが、国際的な評価が高いとは言えないでしょう。
5.政治・経済・文化的な要素
世界的にみれば経済的にも高い水準を保っているのでしょう。しかし、アジアの発展はめざましく、アジア各国との競争は激しさを増しています。
政治的には混迷し、文化としてはマンガ、アニメなどが認められています。
日本はガラパゴス化ということがよく言われますが、文明としてみたときに日本の強みは何なのでしょうか。いずれにしろ、グローバル化により日本という文明が認知されていかないことには、生き残っていけないのでしょう。
最後にジャレド・ダイヤモンドさんは、社会がなぜ間違った決定をするのかについても言及しています。
利益相反
短期的利益を求めるエリート集団の意思決定と長期的利益を求める社会との利害対立問題があるといいます。先ほどのノース人の例でいうと、族長同士の争いがあったといいます。近隣の族長と対立し、支配する。そして、族長は貢ぎ物として多くの羊を要求しました。そして、土地を多く抱え込み、小作人から独立を奪いました。短期的には族長の利益が大きくなりましたが、最終的には文明の崩壊につながりました。
他の価値観を認めない
ノース人は宗教への影響などにより強い一体感を持っていました。そのため、イヌイット族の価値観を認めようとはしませんでした。これが、環境変化への適応を阻害していたといいます。
文明の崩壊は、頂点に達してから10年から20年で急速に崩壊してくと言われています。ソ連の崩壊は、社会主義が頂点に達してから20年ぐらい崩壊しています。
世界同時不況など、資本主義が頂点に達してから急速に文明が崩壊していくのでしょうか。アメリカ資本主義の利益相反、他の文明の価値観を認めないことということを考えると、やはり崩壊に向かっているのでしょう。それでも、個人でできることは何かあるのではないでしょうか。
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TEDとは
Technology Entertainment Designとは、アメリカのカリフォルニア州モントレーで年一回、講演会を主催しているグループのこと。
TEDが主催している講演会の名称をTED Conference(テド・カンファレンス)と言い、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物が講演を行なう。
(WikiPediaより)
TEDの日本語訳
http://www.ted.com/translate/languages/jpn
無償で翻訳して頂いている方に感謝です。

