3月に読んだ本のまとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1923ページ

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)
ティーンエイジ最後の夏は、少女から大人になる最後のイニシエーション。 つぐみのわがままとそれを理解するまりあ、暖かく見守る陽子。3人の関係が妙で、心の葛藤となんともいえない暖かさがある。 ノスタルジーを感じさせつつ、単になつかしい思い出や恋愛になっていないところがいい。つぐみというキャラが立っているからだろう。 純文学の少女は純潔であるということを裏切ってくれた。(笑)
読了日:03月29日 著者:吉本 ばなな
アミターバ―無量光明アミターバ―無量光明
きっと、死んだらこうなるんだろうなってことを本格的に教えてくれました。 お坊さんが量子論のことを語ると、すごく説得力があり反論はできません(笑)
読了日:03月25日 著者:玄侑 宗久
理由 (新潮文庫)理由 (新潮文庫)
宮部作品にはいつも、家族のつながりというものがあると思う。 非常に登場人物の多い作品であり、いくつも視点が変わるので、それぞれの登場人物を掘り下げて感情移入できる。 老人、大人、青年、子供、それぞれにはそれぞれの理由があり、その理由は運命だったのか、それとも必然だったのか。事件を通した人間の情が渦巻いていく。
読了日:03月22日 著者:宮部 みゆき
エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(11) (モーニング KC)エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(11) (モーニング KC)
自分の価値が足を引っ張っていることもある。ビリーフチェンジにより、気づかないことに気づくことがあります。
読了日:03月19日 著者:三田 紀房
多重人格探偵サイコ (14) (カドカワコミックスAエース)多重人格探偵サイコ (14) (カドカワコミックスAエース)
ルーシー・モノ・ストーンを影であやつっていたのは、○○○でした。
読了日:03月10日 著者:田島 昭宇
バーテンダー 16 (ジャンプコミックスDX)バーテンダー 16 (ジャンプコミックスDX)
「ソーブ・キ・プ」船が沈む時に、船に残った船長が、他の船員に言う言葉。 「生き残ることができる者は、全力で生き延びよ」 こんな時代だから、全力で生き延びる。 逆に言えば、全力でないと生きられなくなった。
読了日:03月08日 著者:城 アラキ,長友 健篩
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
この本、読めば読むほど怒りがこみ上げてくる。国が国民を守らなくてどうする!日本も他人ごとではないですね。
読了日:03月05日 著者:堤 未果
世界を知る力 (PHP新書)世界を知る力 (PHP新書)
全体としては、日本、アメリカからの視点だけでなく、いろいろな地域の視点から見ないと世界は見えてこないということです。 日本は、アメリカからの情報に頼りすぎているということでしょう。
読了日:03月05日 著者:寺島 実郎

読書メーター

ルポ 貧困大国アメリカ 堤 未果

貧困というとどんなイメージですか?発展途上国の話でしょうか。

『ルポ 貧困大国アメリカ』というアメリカの貧困状態をルポした本を読みました。

この本を端的に要約すると、格差が拡大する政策を実施することで、貧困層を生み出す。その貧困層を戦争ビジネスに雇い入れる。こうした図式がアメリカにおいてあちこちで発生しているというものです。

アメリカでは、日本でいう奨学金を借りて大学を出ることは珍しくはありません。

しかし、現在の景況では大学に出ても就職口がないのです。(これは日本でも同じですが)つまり、奨学金を返せないまま借金漬けになってしまうのです。

こうした学生たちを軍がリクルーターに来るといいます。

軍に入隊すれば、奨学金を返済義務がなくなるし、給与を得ることもできます。こうした新兵たちがイラクの最も危険な地帯に送られるのです。

また、失業したトラックの運転手は、サブプライムローンでの返済が困難になり、ある人材派遣会社に登録します。しかし、その人材派遣会社は、軍から依頼された民間の人材派遣会社だったのです。

このトラックの運転手は、イラクに派遣され軍の物資を運搬する仕事につきました。

そして、イラクで仕事をしていると、いきなり目の前で武装勢力との衝突がおこり、軍とテロとの戦闘が始まりました。

このときもただ呆然とするしかなかったといいます。

人材派遣会社との契約では、例え現地で命を落としても、祖国に遺体を送還されることはなく、現地で起きたことは自己責任なのです。

例え、無事帰国したとしてもPTSDなどの心的障害や、劣化ウラン弾などにより白血病で入院を余儀なくされます。

アメリカの医療制度は、病院などの民営化などを進めた結果、日本とは比べ物にならないほど高額です。盲腸の入院でも30万円ほどが必要だと言われています。

結局、医療費を払うために働いたお金は手元に残らないといいます。

日本もこれは対岸の火事ではいられません。アメリカからの年次改革要望書により、いたるところで民営化が行われました。これは大企業の一人勝ちをうながし、個人ひとりひとりの生活を豊かにするものではありません。。

日本では憲法9条で戦争を放棄していますが、戦争というビジネスに間接的に関与していくことも考えられます。子供たちがすすんで戦争というビジネスに関与していくことはなんとしても避けたいことです。

わたしも未来は明るいと信じたいと思っています。しかし、今まで総中流として生活してきた人々が貧困層に落ちていく。こうした価値の大転換が起きていることも時代の真実なのです。

それはすぐ目の前で起きていること。
全力でサバイバルしないといけなくなりました。
恐ろしいけど、同時に未来の希望もわたしたちは考えていかなければならないのです。

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
堤 未果
岩波書店
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おすすめ度の平均: 4.5

4 新自由主義は絶望を呼ぶのか
5 読書後の後味の悪さ(笑)
4 行き過ぎた 民営化はね よくないが
5 アメリカンドリーム・・・
5 弱者の骨までしゃぶるアメリカの仕組みを追随する、日本への警鐘

2010年2月に読んだ本のまとめ

2010年2月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1775ページ

■君たちに明日はない (新潮文庫)
リストラされる人々の心情がひとりひとり丁寧に描かれている。人生楽ありゃ、苦もあるさ♪捨てる神あれば、ひろう神あり。
読了日:02月20日 著者:垣根 涼介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5042668

■老人と海 (新潮文庫)
老人と魚の壮絶な闘い。ときに海に愛でられ、ときに海に裏切られる。だから、海は女性名詞なんだと・・・
読了日:02月12日 著者:ヘミングウェイ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5001859

■僕のなかの壊れていない部分
生と死について考える本。三島、太宰が好きな人ははまれるかも。。。そうでない人はあまり入り込めないかもね
読了日:02月11日 著者:白石 一文
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4904891

■日本人の矜持―九人との対話 (新潮文庫)
現代で武士道を説くには、現代風のアレンジが必要ではないだろうか?
読了日:02月07日 著者:藤原 正彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5013089

■ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)
一人で過ごす時間が「価値」を生み出す
読了日:02月05日 著者:吉本 隆明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4832836

■キッチン (角川文庫)
吉本ばななの文体はすごすぎる
読了日:02月05日 著者:吉本 ばなな
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4832833

■Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
東京の本屋を回ったときも、ツイッターフェアでは一番目立っていた本でした。
読了日:02月04日 著者:津田 大介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4812832