現在、流行のプログラミング言語(Javaや.NETなど)はすべてオブジェクト指向言語です。オブジェクト指向というとすごく難しいように考えられるのですが、本当は開発で楽にしたいためにすることなんですね。
昔のシステム開発は、プログラムを作成すると終わり、あとは定期的に保守をするだけ。プログラムを根本的に見直そうということもおきなかった。というか、そんなことを考える人はいなかった^^また、プログラムを部品として再利用する発想もありませんでした。
現在の開発は「永遠のベータ版」と言われるように、システムを随時リリースして更新するのが当たり前になってしまいました。そのため、システムの保守性がすごく問われるんです。そこで、システム全体の保守性を上げるために登場したのがオブジェクト指向ということになります。
4月からは各地で新人研修でJavaなどのプログラム研修をする人も多いと思います。新人の人は言語仕様の前に、なぜオブジェクト指向なのか考えてもらいたい。ただ、なんとなく言語を覚えてもだめですよ。この本は、「なぜオブジェクト指向か?」明確に答えてくれる本です。また、オブジェクト指向によるメモリの仕組み、UMLや最近のシステム開発技法にまで幅広い範囲まで触れています。
読んで損はない1冊だと思います!
基礎がしっかりしているベテランエンジニアにこそ。
レガシーからオブジェクトへの入門書