スタメンという番組で飲酒運転に関する内容を放映していた。
2002年に罰金が30万円になってからは、飲酒運転に関する死亡事故は減っているが、ひき逃げ事故は逆に2002年以降増えているというのです。
飲酒運転に関する事故は、危険運転致死傷罪という罪になりまります。法定刑は、致傷に対しては15年以下の懲役、致死に対しては1年以上の有期懲役(最高20年、併合加重の場合は最高30年)が科されることとなります。一方、ひき逃げは道路交通法第72条違反となり、5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処する」と定められています。
つまり、飲酒運転でもひき逃げをして、アルコールを覚ましてから罪に問われた方が刑期が軽いということになります。
法の罰則を強化しても、人は抜け道をいくらでも見つけようとします。
孔子は説いています
「法律によって指導し刑罰によって統治しようとすれば、民は少しでも抜け道を探そうとして恥を知らない。
徳によって指導し礼によって統治すると恥じることを知り、正しい道をふみ行う」と。
法律によって指導し刑罰によって統治しようとするのは、今の日本の現状を指しているように気がします。