そこのあーた、ねぇねぇ、もっとゆる~くいかない?ビバ、リラックス!!

Catch me if you canを見て

 NLPプラクティショナーコースの課題で、映画のCatch me if you canを見てレポートを書いてこーい!という課題が出たので、そのときの書いたレポートをブログに載せることにしました。

 ここから先は、映画のネタバレもありますので見ていない人は読まないようがいいでしょう。というより、見てないとわからないことばっかり書いてあります。ここから先を読みたい人は、DVDで映画をご覧になってからにしてください。

モデリングによる自己実現は可能か

フランク・アバグネイルJr.はどのようにモデリングしたか
 DVDのspecial editionはDisc2に特典映像がついている。特典映像には現在のアバグネイル氏のインタビューがあり、その中で氏は「この映画の90%は事実である」と語っている。つまり、映画の中でのアバグネイル氏のモデリング行動はほとんどが事実である。では、映画の中でアバグネイル氏(以下、フランク)がどのようにモデリングしていたのか考察してみた。

① 鋭い観察力
 フランクが持つ観察力は天性のものだったのかもしれない。映画の場面で、フランクが家に帰るとお父さんと友人とお母さんが部屋で話していた。フランクはお父さんの友人が帰るときに、バッジを落としているのを見つけている。そこからお父さんの友人とお母さんの関係を理解して嫌な気分となる。このような鋭い観察力を持っていた。また、ある場面では銀行受付の女の人に接する前に気分のよさそうな女性を選んでいるし、病院の受付では怒られて悲しそうな女性に話しかけている。相手のキャリブレーションを観察した上でコミュニケーションを発展させている。

② モデリング対象の情報収集
 フランクは、モデリングをする前にその職業の情報を収集することを心がけている。収集の方法のひとつは詳しい人に取材することや人との会話からである。そのときに卓越したコミュニケーション能力を発揮している。それは初対面の相手でもラポールを築くことで、以前からの知り合いのように会話している。そして、相手の話を傾聴することで相手から情報をうまく引き出している。
情報収集のふたつは、テレビや本などで対象となる人物を徹底的に観察して、話し方、行動、価値観や信条を取り込もうとしている。

③ 行動や体の使い方
 フランクは「007」の映画を観て、ジェームスボンド(ショーン・コネリー)の仕草や服装などを真似している。ジェームス・ボンドと同じ服を着て、同じ車に乗る。そして、ショーン・コネリーのように片方の眉毛を動かすのを真似ている。このとき、ホテルで美女に出会い、誘うのに成功した。(美女はワケありの美女だったが)

④ モデリングを徹底させる
 フランクはパイロットや医者、法律家として専門的なコメントを求められても、慌てずに対処している。自分はその職業に成りきることで、危機に陥っても常にモデルと同じ思考や行動に基づき演じることを心がけしている。そのおかげで何度も危機を脱出した。

モデリングによる自己実現するときのポイント
 映画の中からモデリングを自己実現に活用する方法のポイントについて考察してみた。

① モデリング対象となる人物を具体的にイメージすること
 モデリング対象となる人物を具体的にイメージできれば、モデリングの効果は向上する。1960年代は本や映像、人に話を聞くという方法しかなかった。しかし、現在はネットで個人のブログを閲覧することでその人の価値観や信条を理解することができる。また、YouTubeなどの動画で対象人物を見ることにより仕草や声などを取り入れることができる。対象をイメージする情報は現代の方が、よりイメージを具体化しやすい環境にある。

② 自分はなぜそのモデルとなるのか質問する
 なぜフランクはモデリングの天才であったのか。それは、お金を手に入れて父親に認められる。そして、両親の絆を取り戻そうとした強い動機から起こっている。この動機が彼をモデリングの天才にさせたのである。つまり、何らかの強い動機や目標が高度なモデリング能力を生んでいる。自分が「何のためのモデリングをするのか。」という強い動機や目標があればモデリングの効果は大きくなる。

③ モデリングの効果を検証する
 映画の中でフランクは、アクセサリーを取り出して「これは君のでしょ?」と言って女性に何度も近づいている。また、父親はフランクを運転手に変装させて自分はお金持ちであることを周囲に認知させた。このモデルは最初に父親が使用した方法であり、父親から受けたモデリングである。フランクは父親の成功モデルを検証して自分に取り込んでいるのである。たぶん、フランクは成功しているモデルを実行して自分でもモデルと同じ行動ができるのか試みている。モデルの能力を取り込んでいるだけでなく、自分が利用できるかどうかを試すことでモデリングの効果を検証していた。

モデリングによる自己実現は可能か
 Disc2の特典映像にスティーブン・スピルバーグ監督のインタビューがある。スピルバーグ監督は子供のときから映画監督になりたいという強烈な願望を持っていた。スピルバーグ監督は映画監督としてまだ実績がないとき(当時17歳)に、映画づくりの現場を見に行った。その場ではユニバーサルの編集部長と話をすると、相手はスピルバーグの映画を見たいと言った。しかし、彼にはまだ映画を撮影した経験もなければ作品もない。普通ならここであきらめてしまいそうである。スピルバーグ監督はなんと、翌日にはスーツを着込み、ブリーフケースを持って堂々とスタジオ前の守衛を通り過ぎてスタジオの中に入った。そして、使用されていないトレーラーに「スティーブン・スピルバーグ監督」という札を勝手に置いていた。
 撮影現場をふらふらしていると撮影現場にいるスタッフに顔を覚えられ、いろいろな会話をするようになった。そして、20歳になるころに自分の作品をユニバーサルに見せて、テレビシリーズの監督としてデビューしたのである。
 何を隠そう、この映画の監督が一番のモデリング成功体験者だった。やはり、スピルバーグ監督も情報を収集し、自分の願望を明確にした上で行動している。モデリングによる自己実現はスピルバーグ監督により成されていた訳である。

参考文献
 「一瞬で自分を変える法」 アンソニー・ロビンス 著 本田 健 訳・解説

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
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4 小気味いい追跡劇
5 スピルバーグの娯楽路線と人間ドラマ路線の見事な融合

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