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続 大人のための偉人伝 木原武一

続 大人のための偉人伝」は「続」とついているように、「大人のための偉人伝」もあります。大人のための偉人伝リンカーンとかガンジーなど子供のころから知っている偉人伝です。しかし、「続 大人のための偉人伝」は世界史でそんな人もいたなーっていう人物を取り上げています。でも、私はこの続編の方が好きなんです。なぜなら、ここに出てくる人は自分の生き方を貫いた人たちばかりだからです。変人、頑固者と言われようとこの人たちは自分の信じる道を歩みました。そして、後世に名を残したのです。
著者の木原さんも、「前回の偉人伝は有名人を取り上げたが、続編は私の尊敬する人物を取り上げた」といっています。
この本で取り上げている人物は以下のとおりです。

ソロー
モリス
トルストイ
マルクス
ベンジャミン・フランクリン
ルソー
モンテーニュ
レオナルド・ダビンチ
福沢諭吉

彼らは偉大でしたが、一般の世俗からみれば常軌を逸脱する行為も多かったようです。そこで、ここでは偉人伝の常軌逸脱エピソードを紹介しましょう。

カール・マルクス
あまりにも悪筆であるために、鉄道員の採用試験に落ちたことがある。マルクスといえば「資本論」の著書が有名である。妻のイェニーは判読不能の夫の原稿を清書するのを喜びとしていた。
しかし、そんなマルクスに実は隠し子がいたのだ。マルクスは妻との間に3人の娘がいたが、そのほかにも隠し子がいたのだ。マルクスは妻が呼び寄せた召使いであるデムート・レンヒェンというとのあいだに子供を生ませていた。不思議とこの隠し子は妻と娘にも知られることはなかった。そして、なんと親友のエンゲルスは、自分が父親ということにして、その私生児の面倒をみたという。

ジャンジャク・ルソー
ルソーは33歳のときに、下宿先の洗濯女と関係を持ち、合計5人の子供を生ませるが、なんと、5人すべてを孤児院に預けてしまった。ルソーは「私はわが子を自分の手で育てることができなかったので、社会施設にあずけ、将来、労働者か百姓になるようにした。また、「両親を憎み、おそらくは裏切るような人間になるよりは、両親を知らなかったほうがはるかにましだ」と言っている。

福沢諭吉
福沢諭吉が12,3歳の頃のことである。殿様の名前の書いてある紙を踏んで、ひどく叱られたことがあった。その時、福沢少年は心の中でこう思った。「ただ名前の書いてある紙を踏んだって別にかまうことはないじゃないか」と。そこで、神様の名の記された御札を踏んだら、いったいどんなバチがあたるものかと試してみた。ところがなんともない。これを便所に持っていったが何ともない。
福沢諭吉はこんなことを言っている。「子供ながらも精神はまことにカラリとしたものでした。」

トルストイ
20代から30代にかけてのトルストイはかなりの放蕩児だったらしい。トルストイは生涯にわたり膨大な日記をつけたことで有名である。その日記には若いころの罪悪についても余すところ無く書かれていたらしい。なんと、トルストイはその日記を妻に読ませていたという。その日記を読んだ妻は「夫の日記も、夫のすべての過去も焼き尽くしてしまいたい」と日記に記している。
いったい何をしてたのか・・・トルストイの言葉からはこんな発言がある。
「恐怖と嫌悪と心痛をおぼえずには、この時代を回想することはできない。私は戦争で多くの人を殺した。殺さんがために人に決闘をも挑んだ。賭博で大負けたこともある。百姓たちの苦労の結晶を食らい、彼らを罰した。姦淫した、人を欺いた。詐欺、窃盗、あらゆる種類の姦淫、泥酔、暴行、殺人・・・ほとんど私の行わない罪悪はなかったようである」

偉大な偉人はその思想も感銘することさながら、その生き方も感銘を受けてしまう。いや、生き方があったから偉大な思想が生まれたのであろう。

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4 こちらはまさに「大人のための」偉人伝

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