そこのあーた、ねぇねぇ、もっとゆる~くいかない?ビバ、リラックス!!

王貞治さんの対談を聞きにいった

2010年8月29日、教育心理学会の特別講演で王貞治さんの対談を聞きにいった。テーマは、「人を育てるチーム作り」というもの。王さんは、選手としても日本を代表する名選手でしたが監督としてもダイエーホークスを日本一のチームにした。そして、WBCでは日本チームを世界一のチームにしたことでも有名です。

選手に気づかせる

プロ野球チームは総勢70名で一軍で活躍できるのは28名ほどである。非常に厳しい環境に身を置いているので、チームが何のために動いているかみんなよく知っている。
すでにプロのチームに来ている人たちだから、みんな意識が高い。

そのため、チームのなかではあれやこれや細かいことは言わなかった。監督やコーチの役割は「気づかせ屋」なんだと。選手に考えさせて目覚めさせる、感じさせることが大切である。そして、選手にいろいろな角度から刺激を与えることが大切なんだとおっしゃっていました。

王さんは現役時代、荒川コーチと二人三脚で一本足打法を完成させた。荒川コーチは猛練習のスパルタで大変厳しい方です。一本足打法を完成させるまでに、畳の上で真剣を持って素振りをしたというのは有名な話。最初は王さんも、なぜそんな練習をするのかさっぱりわからなかったといいます。もちろん荒川さんは、その理由など教えてくれませんでした。
やってみると、少しずつ成果が出てきた。打てるようになってきた。そうすると、練習を自分からやってみようという気になってくる。

教わる方は、教える方に理由をあれこれ聞いちゃいけない。まずはやってみる。そして、体で感じてみることが大切なんだといいます。

これはわたしも耳が痛いことです。最近は、教わるときに「これをやる意味は?」「なんでこんなことしなきゃいけないの?」という考えが脳に居座ってしまうことがあります。まずはやってみて、感じることが必要なんです。それをやらずに、理屈であれこれ言っても始まらないことは多々あります。まず素直にやってみる!

感情を表現しよう

王さんが言うに、「負けん気」というものは人間誰にでもあること。それを表に出さない人が多い。怒ること、悲しいこと、いろいろな感情が人間にはあるはずだが、表に出すことが少なくなっている。

人間だから、五感で感じてそれを表現していいんだ。小学校でも運動会などで順位をつけなくなっていることに対して、社会で経験するための訓練だから、わざわざ芽をつむ必要はない。

あいさつをするということは、自分のアピールなんだ!

相手にあいさつをするということは、自分のアピールになります。調子がいい、調子が悪いというのは、あいさつをみればわかるとおっしゃっています。

大きな声で元気よくあいさつできれば、コイツ今日はスタメンで使ってみようかと考える。

あいさつをすれば相手は必ず返してくれる。あいさつは自分を印象づけるために積極的にやるべきなんだ。

プロ野球選手の前に人間であれ

王さんは監督時代に選手によく言ったそうだ。「プロ野球選手の前に人間であれ」と。
最近これを忘れてしまっている人が多い。
お金払った客だから。。。保護者だから。。。えらい先生だから。。。横柄な態度をしていいのか?
その前に、みんな人間だ!相手がとても重要な人物だと思って接すれば、そんなことは言えないでしょう。

そして、王さんは監督として選手の家族のこと、選手の人としての幸せを常に考えていたようだ。

王さんのことを一言でいうと「愛」なんだと思う、選手を思う愛、ファンを思う愛、チームを思う愛。時に厳しく指導することもあったらしいが、それはすべて選手やチームの将来を思ってやったこと。そこにも愛が溢れている。

王の道
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