そこのあーた、ねぇねぇ、もっとゆる~くいかない?ビバ、リラックス!!

「多様性社会」で最も重要なのはコミュニケーション力

ダイヤモンドオンラインの記事に投稿されている記事に興味があったので自分で考えてみた。
(点線は引用です)

気づけば「タダ乗り社員」だと誤解されている? “多様性社会”で最も重要なのはコミュニケーション力
この記事の趣旨はこうだ。
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ネット、携帯、スマートフォン、ソーシャルネットワークサービスにより人との距離感の取り方がわからなくなった。
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これは確かにそのような一面があるだろう。IT機器は「感じる」ということができない。言葉にできない非言語的な部分をネットで伝達するのは難しい。ネット依存になれば、あいてとの距離感という微妙な感覚を感じたり、表現するのは難しくなる。
ただし、ネット=コミュニケーションを阻害している原因と捉えるのは早計だ。それだけが原因であるとは言えないし、ネットから受ける恩恵も大きい。著者はその点も考慮して書いていると思う。
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日本も同質化社会は終焉し、本当の価値観が多様化した社会が来た。
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ネットを利用する人とそうでない人は価値観はまったく違うだろう。ジェネレーションギャップやITギャップ、カントリーギャップ、ジェンダーギャップやグローバルギャップもある。
例えば、以下の会話が記事中にあった。
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井沢:「うちの課長、だめです。話にならないです」
人事:「どうした?」
井沢:「僕がやりたいことがあったので、提案をしたのですが、受け入れてくれないのです」


これを受けて、人事部は井沢君の上司の景山課長(仮名)に話を聞いた。


人事:「井沢君が、景山課長は部下の提案を受け付けないと言っているんだけど」


景山:「井沢ですか? 提案も何も、僕のところに来てごにょごにょ言って帰って行っただけですよ」


人事:「???」


再び、人事と井沢君の面談。


人事:「あなたは、どうやって課長に君のやりたいことを説明したのかな?」


井沢:「説明も何も、僕がやりたいと思ったことがあったので、ちょうど課長がいたから、言いに行ったんですよ」


人事:「それだけ? 何か企画資料は用意したの?」


井沢:「それは持っていってないですよ。だけど、部下のやりたいことを察してやらしてくれるのが上司じゃないですか」


人事:「……」
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一見すると、井沢が悪そうにみえるがこれはお互いがコミュニケーションを取れていないだけであって、どちらが悪いというものではない。そもそもコミュニケーションは、どちらが悪いというものはない。課長の価値観と井沢の価値観が違っただけ。課長は「提案するときは、資料をつくってきちっとプレゼンするのが当たり前」と思っている。井沢は「思いついたアイディアについて、思いを汲み取って欲しいと感じている」ただそれだけのことです。その点についても著者はしっかり説明している。
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今の時代、「わかるように伝えること。それがあなたの責任」という社会が到来しているという前提に立つことが必要だ。


イメージで言えば、今あなたは「外国へ行って仕事をしている」という感覚でものを考えたほうがいいということだ。そこで「意を汲んでくれない相手が悪い」とあなたは言うであろうか。そうではなく、おそらく「伝えるための努力」をするであろう。
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ここで気になるのは、「わかるように伝えること。それがあなたの責任」というところだ。確かに伝える努力をしなければいけない。しかし、伝えるのが苦手という人もいるということも前提に置くことだ。伝えるのが苦手という人がスキルが劣っているかというのは別問題。責任という言葉に「ねばならない」という意味が込められているとしたら変な先入観を生んでしまうだろう。
この記事の著者の本です。興味が沸いてきたので読んでみたいと思います。

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