そこのあーた、ねぇねぇ、もっとゆる~くいかない?ビバ、リラックス!!

予期せぬことにどう対処するか

先週は久しぶりにオーケストラのコンサートにいきました。
スロヴァキア放送交響楽団が茅ヶ崎に来るというので、チケットを取ってもらい万全の体制でいったのです。体調が万全でないと楽しめませんから。チェコの大作曲家アントン・ドヴォルザークの地元であるスロヴァキアの交響楽団が来て交響曲第9番「新世界より」を演奏してくれるのだからたまりません。このオーケストラは80年の活動歴史があるという伝統的なオーケストラなのです。

CDで聴く音楽もステキではありますが、実際に生で演奏を見るというはもっとステキです。

そう、演奏を聴くだけでなく見て楽しめるのです。ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなど様々な楽器を演奏している姿が直にこの目で楽しむことができます。

弓の引き方も繊細に細かく引くかと思えば、大胆に大きく力強く引いている。そんな演奏者の動きが見れるのもコンサートに行く楽しみ!

そして、気づいたことがありました。音が個々の楽器から出ているように聞こえない。全体の音がハーモニーになって、前から一体となり響いてくるという感覚。

まさにオーケストラが調和し、一体となり音を奏でています。誰としてエゴを出さず、それぞれが自分のパートをまっとうしながら、ひとつの音を作り出す。プロの方には失礼ですが、相当な練習を積んで望んでいることが想像できました。

二つ目の交響曲に入ったときに、ヴァイオリンパートの女性が途中で引くのを止めてしまいました。原因はよくわかりませんが、どうも弦の調子がよくなくて、本来の音が出ないようです。その後も弾いたり、止めたりを繰り返していました。

普通は本番でこんなトラブルがあれば汗ってしまうでしょう。

しかし、この女性はそんな様子もなく、自分が弾けるところを弾いていました。その後、演奏が一旦止まったところで代えのヴァイオリンを出して弾こうとしたときに、その前にいたコンサートマスターの男性が、女性のヴァイオリンと自分のヴァイオリンを交換してくれたのです。

その後もコンサートマスターは代えのヴァイオリンでなんなく弾いていました。普通は代替のヴァイオリンでも調整に時間がかかるとは思うのですが、そんなことは関係ないように普通に演奏をこなしていました。

恥ずかしながら自分は予期しないことが起こるとテンパってしまうことが多いのものです。もちろん、トラブルを想定して常に準備を怠らないことは必要です。それでも、予期しないできごとは起こります。

そのときに、テンパっているのは自分だけでお客様から見れば、何が起こっているかわからない。ヴァイオリンが弾けなくなったのも、客席側からみれば本当はわざとそうしているようにも見えます。実際、この交響楽団も演奏としてはまったく支障がありませんでした。

予期しないことが起こったときにどう対処するか。例えば、この交響楽団が変な言い訳を後で言い出したら、曲も興ざめしてしまうでしょう。何事もなかったかのように冷静に演奏していたから高い評価をもらえるのです。(過ちを訂正したり謝罪しなくていいという意味ではありません)

これはお客様にとって何がベストであるかということを考えているからではないでしょうか。ここではよい演奏を聴いてもらえることがお客様に対するベストです。

トラブルの対処法はいろいろありますが、冷静になりそのまま続けるということもお客様にとってベストになることを感じました。

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